こころの元気+ 2019年8月号

今月も『こころの元気+ 2019年8月号』が届いた。今号は双極性障害の特集ということで、かなり楽しめた。

まず、双極性障害の人の躁への対応として、「メールや電話が止まらない」みたいな相談が載っていた。これなぁ~、物凄くよくわかるんだよね~。私もうつ病と診断されたけど抗うつ剤の飲みすぎで躁転しちゃった時に、何度もやらかしてる。同期や先輩に鬼電しまくった。大学を辞めてからも、同期に電話をかけまくった。
だから、辞めた作業所で「あの人にメールアドレス教えると、朝昼晩長文メール送ってくるからやめたほうが良い」と言われた人が双極性障害だと分かった時は、「あ~マジで危険な人だ」と思ったもんだった。自分がやったことあるから、どうなるかも分かるんだよね。

しかし、この質問者の答えとして、周囲の人に理解を促すような感じになっているのには、ちょっと違和感を覚えた。みんなこんなに協力的じゃないよ? 世間の人はもっと冷たい。私が鬼電していた相手は、今連絡先を教えてと頼んでも、教えてくれない。かろうじてFacebookで連絡を取れるだけで、電話番号やメールアドレス等は教えてくれない。物凄く警戒されている雰囲気を感じる。
まぁでもそれでいいと思う。自分自身、話してて気分が良いから話しているわけで、多分電話番号を聞いたら電話をかけてしまうだろうし、相手が出たら喋り倒すと思う。そして迷惑をかけると思う。だから、最初から知らないほうが良いのだ。

「お金を使ってしまう」という相談もあった。これも私は結構あるなぁ。まぁ金額が10万位内に収まっているので、なんとかなっている。支援センターの双極I型の人なんか、100万200万、平気で使ってるからね。

診断までの時間というコーナーもあった。私の場合は、2か所目のメンクリで「躁鬱病」(当時)という診断書が出ているので、初診から1年半くらいで診断がついているようだ。しかし、双極性障害としての治療はされず、ずっと抗うつ剤を投与されていた。そして、週1日、メンクリの2階にある処置室?で鎮静剤の点滴を受けていた。物凄く意味が分からない治療だと思う。今だったらアウトだろう。
その後、20数年して今の主治医に出会い、統合失調症に併発している双極性障害、という診断がついたので、まぁこれを正式な診断とするなら、診断までには20年以上経っている計算になる。
雑誌に載っていた人も、2名とも15年以上で、この病気の診断の難しさを感じさせる。