根が貧乏人なもんで

家族が冠婚葬祭でカタログをもらったんだが、いつも母と「何にしようか?」と悩む。昔はバッグとか家電とかをもらっていたけど、数千円で貰える品なせいか、質が悪かった。
それに懲りて、ここ10年くらいは食べ物を貰うことが多い。今回も同じで、黒毛和牛のステーキ肉を注文した。

黒毛和牛ステーキ1
黒毛和牛ステーキ1

解凍したて。素人でも分かる霜降り。こんなの食べたこと無い。

黒毛和牛ステーキ2
黒毛和牛ステーキ2

焼いた感じ。なんというか最初に出た言葉が「でかい」だった。これで200gあるらしい。「1人では食べきれないよ」と母に言ったら「私とerikoで分けるんだよ」と言われた。そりゃそうだよな……。結局、私は120gくらい取った。

さて、肝心のお味のほうだが。
一口食べたら「うまぁ~い!」と思わず口をついて出た。肉の柔らかさ、脂の旨味・甘みが凄い。ナイフもサクッと簡単に肉に入って切れる。歯ざわりも良く、普段食べている安い牛肉とは明らかに違う。

ただ、50gくらいから脂がくどく感じるようになった。胃にもたれる……。脂っこいのは分かっていたので、ペプシスペシャルも飲んでいたが、飲んでも全然スッキリしない脂っこさ。徐々に食べるスピードが落ちてくる。
最後のほうはもう無理やり口に詰め込んだ感じで、「脂っこいな~」という感想しか残らなかった。

いや、美味しいよ? 途中までは本当に美味しいと思っていた。でも、時間が経って脂が固まってくると、ちょっとね。あんまり美味しくないよね、正直なところ。すぐに食べきれば良かったのかな。
やっぱり貧乏人がちょっとお金持ちに憧れて良い肉なんか食べるから、こんなことになるんだ。