こころの元気+ 2022年6月号

7月になってしまったが、6月号の感想を書く。
6月号の特集は「相談力を高めたい」だった。これ、私だけの課題だと思っていたら、結構皆さん「他人に相談すること」に対して色々な思いがあるようで、非常に興味深く読ませてもらった。

相談力アンケートでは1/3くらいの人が普段から誰かに相談しているようで、ちょっと驚いたけど、地域活動支援センターへ通っている頃、ほとんどの人が職員に気軽に相談していたので、私みたいに相談しないで一人悶々としてしまうのは少数派なのかもしれない、と思った。

ところが、「相談しない、その理由」のコーナーでは、困りごとがあっても相談しない人のコメントが何個も載っていて、そのすべてに頷いてしまった。やっぱり相談できない人っているんじゃん!みたいな。
特に「相談することは恥」ってのは分かるなぁ~と思った。

でも、「相談してよかった」のコーナーも、これはこれで共感するんだよね。
困っている時って自分の偏った考え方に凝り固まっている時なので、第三者に全然別の視点で見てもらうことで簡単に解決することがある。
また、相談支援専門員のような専門職に相談すると、専門家ならではの情報と知識でもって瞬時に解決することがある。これはホント最近痛感していることだね。

「あなたに備わる相談力を引き出すには?」では、「誰かに頼らないことが強さなのではありません。頼らないことは、自分自身に冷酷になることを意味します。」とあって、グサッと来た。確かに、私は自分で自分の首を絞めている時があるように思う。
特に働くということに関しては、母からも「無理に働かなくてもいい」みたいなことは言われるけど、無職っていう肩書がどうしても嫌だし、障害年金だけでは足りないし、労働は国民の義務だろ、とか考えちゃって、自分を追い込んでしまうことがある。

そして、私には相談力が無いなぁと思った。相談することに対してマイナスイメージがあった。
まぁそれでも大昔に比べたら、随分相談力がUPしていると思う。少なくともメンクリの主治医には、症状や薬の飲みごこちなど正直に報告して、相談しているし、上述の相談支援専門員にも、ちょっと控えめだけどそれなりに相談は出来るようになったと思う。

「就労も通所もせずに暮らすのはぜいたく?」という質問コーナーには、ちょっと考えさせられた。
正直に言えば、ぜいたく云々の前に、病気の療養に専念するのって暇じゃない?という感想が……。のんびりと地域で生活って、何して生きていくの?みたいな……。
デイケアや作業所に毎日は行かないけど、週1~2日なら行くってことなのかな? それなら分かるけど、ずっと自宅に居て療養しながら暮らす、というのは、ちょっと理解できないな……。統合失調症の症状がそんなに重いのだろうか?

とはいえ、私も集団に馴染めずあちこちを転々としてきたから、なんとなくこの人の絶望感というか、疎外感は分からなくもない。
私はまだ諦めたくないので、自分が馴染める場所を探している最中だけど、相談者さんは諦めちゃったのかな。なんかもったいない気がする。

6月はいろいろ予定が入っていて、腰を据えて読む時間が取れなかったから、感想を書くのが遅れてしまった。