「そこにいる」とは?「伝わらなくてもいいし、理解できなくてもいい」とは?

石井ゆかり氏の星座占いは、占いとしてどうなのか私には分からないけど、良いこと言ってるな、と思ったので書いてみる。

私は今年、「そこにいる」「その立場に立っている」ということが重要なのだそうだ。
思えば今まで「そこにいる」だけの状態はあまり好きではなかった。仕事(作業所)だったら、常に手を動かしていないといけない、全体に貢献しないといけない、と思っていたし、人間関係なら、相手が望む情報を提供しなければならない、そのコミュニティに対して何か価値あるアクションをしなければならない、みたいなことを思っていた。
つまり、コミュニティに所属するからにはなにがしかのアウトプットをしないといけない、と思っていた。「そこにいる」だけの人は価値が無い、何か貢献しろ、くらいに思っていた。

でも、今私は某コミュニティに入って、「そこにいる」だけで馴染みつつある。ボランティアをする名目で入ったけど、実際は早朝から外出するのが困難なので、ほとんど貢献できていない。
最初のうちは「こんな役立たずの私が入っていて良いのだろうか?」と思って落ち着かなかったし、焦っていた。不安から運営の方に何度も確認のメールを送り付けたりして、迷惑をかけているんじゃないかとすら思っていた。

ところが、ちょっとしたきっかけで運営の方とチャットする機会があり、少し伺ったら、「全然気にしなくていいよ、むしろそういう意見もっと欲しい」と言われた。社交辞令だったとしても嬉しかった。
もちろん今後はハイペースでメールを送り付けるのは控えるけど、ありのままの私でいいんだ、と思えたことは、とても大きかった。

「伝わらなくてもいいし、理解できなくてもいい」という状態を受け入れよう、みたいなことも書いてあって、これもめちゃくちゃ大きい課題だなぁと思った。
つい先日も、価値観が合わない人とどう付き合うか?といったお題で記事を書いたけど、それに繋がる話だよね。相手のことを理解しないと付き合えないのか?という。

私の価値観で、多くの人に受け入れてもらえないものに、「結婚しない、子供産まない、それが幸せ」というものがあるんだけど、真逆の「結婚する、子供産む、それが幸せ」という価値観を持っている女性からすごく拒絶されるんだよね。分かり合えないって。
そのなかでも、理解はできないが努めて「許容」しようとしてくれた人はいて、そのありがたみを今になって痛感する。

だから自分も、理解できないことがあっても、許容(と言うとおこがましいが)できるようにはしたいな、と思った。これからの私の課題だね。