こころの元気+ 2023年2月号感想1「特集」

今月号の特集は「聞けなかった薬の話」だった。全体の感想文が長くなったので、2回に分けた。
原稿募集の段階では、そんなに期待していなかったのだけど、現物の雑誌が届いて読んでみたら、想像以上に本格的な内容で、これは難しいなぁと思った。
しっかりした薬理や薬剤の話があり、これについていける人は、いるとは思うけど、たくさんいるとは思えなかった。

「精神科と他の科でもらう薬との関係」では、薬の飲み合わせの問題が語られていた。
私はこのコーナーに出ている「グレープフルーツジュース」が、飲み合わせが悪くて飲めない。ロナセンとラツーダ両方がダメらしい。
実際、DAKARAという飲料を飲んだら、具合が悪くなって動けなくなったことがある。そのものズバリのグレープフルーツジュースではなくて、一部の成分として溶け込んでるだけでもダメだった。
以来、飲料やお菓子を買う時は成分を見るようにしている。
CYP450は抗精神病薬を調べていると必ずと言って良いほど出てくる物質なので、名前は覚えていたけど、こういう働きをするんだということは分かっていなかったので、今回勉強になった。

「年齢と薬の関係」では、年を取ると代謝が落ちて、薬の効き方にも影響を及ぼす、ということが書いてあった。
私は複数の薬を飲んでいるので、薬同士の相互作用で血液中の濃度が上がる可能性があるらしい。それで下痢やアカシジアの副作用が強めに出ているのかなぁ?
下痢は、リーマス(リチウム)の副作用でよくあるみたいなんだけど、前主治医も現主治医も、何も言わないんだよね。朝、下手すると1時間に5回も6回も排便していて、そのために最低でも1時間早く起きないと外出に間に合わないって、本当に不便。生活上の困難を抱えていると言って良い。

「薬と腸内環境」では、腸と脳の関係が書いてあった。これすごく気になる。
今、いろいろ聞くところによると、便移植なる治療があるらしい。心身ともに健康な人は、腸内環境も健康だとか。移植してみたい。
あとは、アセチルコリンの働きを弱める抗コリン作用を持つ薬の副作用で便秘になる、とのことだったが、私はその抗コリン作用を持つ薬を飲んでいるのに、何故か下痢になってしまう。一体どうなっているのだろう? 前主治医も不思議がっていた。
とりあえず、最近生協で生乳ヨーグルトとかいう安いヨーグルトを買って食べたら、ちょっとお腹の調子が良いような気がしたので、今後も買ってみようかなと思う。

「新薬の情報の調べ方」は、この特集、誰得なんだろうか……? 新薬の情報って、発売直前とかだったら気になるけど、開発初期段階だったら、あんまり興味無いかなぁ。途中でポシャる可能性もあるわけだし。
PMDAは医療用医薬品情報検索をよく利用している。向精神薬だけでなく、内科や皮膚科など、他の科で出された薬も、必ずここで検索して、自分なりに飲み合わせの悪いものは無いか、気を付けるべき点は無いか、確認している。
知っていたのはPMDAだけで、他は見たことすらないサイトばかりだったので、追々見ていけたらいいかな。