こころの元気+ 2023年2月号感想2

2023年2月号感想の2つめ。

「じょうずにかわす怒りの気持ち」は、「怒り+期待=攻撃」という式がすごく分かりやすかった。
この「期待」が厄介なんだよなぁ。人間を相手にするとき、なにがしかの期待はするよね。簡単なところで言ったら、「おはよう」と挨拶したら「おはよう」と返ってくることを暗に期待している。
でも、それが無視されたらイラっとくるし、場合によっては「何無視してるんだよ」と怒るかもしれない。
そして、安保さん曰く、「まずは相手との距離を置く」とのこと。これは大事だな~と思った。もうかなり前から、母とトラブったら自分の部屋に避難する、と決めていて、そのおかげで以前ほど衝突することが無くなったように思う。

「私の打ち手」だが、私はいまだに「自分で自分を受け入れている」とは言い難い状況だ。こんな病気にならなかったら、人生こんなはずじゃなかった、いつも思う。病歴30年でこれだから、往生際が悪いなぁとは思う。
「病気と主体的につきあうコツ」は、この投稿者は強い人だなぁと思った。自分の人生を自分で生きる覚悟。私にはまだ、無いかな……。親が死んで、本当に一人になって、一人暮らしをするようになったら、自分の人生だと思えるようになるんじゃないか?
やっぱり経済的自立は避けて通れない問題だ。親にメシ食わせてもらってて「一人前です」とは到底言えない。

「おこまりですか?」は、これ他人事じゃないなぁと思ったり。
うちは父親の偏見(うつは甘え、根性が足りない、気持ちがたるんでる等)で暴力を振るわれ、病気が悪化した面があって、それがトラウマとなっていまだに引っ掛かっているので、今更謝られても許せない。
母にしても、散々土下座する勢いで「あなたは私の病気に対する理解が足りない、家族会で勉強してきてくれ」と頼んでも、全然勉強してくれなかった。
新型コロナ流行の数年前かな、家族会に入ったものの、先輩家族の愚痴を聞くだけで終わっていたらしく、自分の愚痴や相談は一切したことが無い、と言っていた。何のために家族会に入ったのかまったく分からなかった。
だから、私が幻聴でイライラしていた時も、歌うように「ハイハイ、頓服頓服ぅ~飲んで元気出そう~」とか小馬鹿にした言い方をして、私を怒らせていた。なんか、頓服を飲んだらうつな気分がハイになるとでも思っていたらしい。まったく理解していない。そもそも統合失調症はうつな気分になる病気じゃないんだが、っていう。

今回は思いのほか感想が長くなってしまった。薬の特集は面白かったので、これは保存しておこうかな。Webでも見られるからいいかな?