MAX体重58.5kgからダイエットを始めて約9年。第二目標だった52kgを下回るようになって約1年（50.2～50.8kgくらい）。もうさすがに成功したと言って良いだろう。
そこで思ったことなどをつらつらと書いてみる。

ダイエットに一番効いたのは、減薬だった。健常者には何の役にも立たない情報だが、精神疾患患者の方は、思い当たるふしがある方も多いかもしれない。ただ、もし減薬するなら、絶対に医師と相談してからにしてほしい。自己判断での減薬は、してはいけません。
私の場合はデパケンが過食衝動の原因だった。飢餓感とでも言おうか、とにかく1日中満腹状態でないと落ち着かない、少しでもお腹が空くとイライラして気が狂いそうになる。精神疾患とは別の意味でおかしくなりそうだった。
それが、デパケンを1錠（200mg）減らしただけで、あの飢餓感が嘘のように無くなった。夜食も食べる気が起きない、おやつもそんなに欲しくない。薬の効果って凄いな、と思った。

次はやはり食事制限。減薬にも通じるが、単純に量が多かったので減らした。
ただ、これ言うとアホみたいに粗食にして栄養バランスを崩して体調まで崩すパターンを、ブログなどで本当によく見てきたので、そういうのは良くないですよ、と言いたい。
私の場合は、夕食の白飯をきちんと量って110gにしていた。
ダイエットを始めた当初、それまでのノリで白飯を盛って量ったら、180gくらいだった。一瞬で悟った。「普通にごはん食べすぎじゃん」。そう、食べていないようで食べているんだよ。量ったら分かる。

そこから白飯の量を減らしていくのが本当にキツかった。あまり減らすと、20時頃や就寝直前に小腹が空いて耐えられず、おやつを食べてしまう。減らしたり増やしたりを繰り返し、おやつ衝動をなんとか乗り越え、数年単位で減らしていった。
おかずに関しては、母に丸投げなので偉そうなことは言えないが、まぁよくある「作り置きおかず」でうちは回っているので、そういうのを参考にされたらいいと思います。
主菜は、肉と魚を交互に出されていた。量はほっともっととかの弁当の半分くらいだと思う。唐揚げなら2～3個とか。

たまに「食事は栄養さえ摂れればいいから基本サプリメント飲んで、炭水化物や脂質は摂らない」という奇特な方がおられるが、それでは満腹中枢を刺激することができないのでお勧めしない。飢餓感から逃れられないので。
私はダイエットを「いかに少ないコストで満腹中枢を刺激して、食欲を満たしてあげられるか」だと思っているので、満腹中枢を刺激できないサプリは、本当に「栄養摂取の補助」でしか無いと思っている。
適切に血糖値をあげて満腹中枢を刺激すれば、異常な食欲・飢餓感は無くなると思う。あくまで私が思ってるだけで、科学的根拠は無いけど。
一度でも体を飢餓状態にさせてしまうと、反動でドカ食いが来るので、お勧めしない。

それから適切な運動も欲しいところ。
55kgくらいまでは食事制限で減ったが、そこから先がなかなか減らない停滞状態に陥ったことがある。
そこで生活訓練の通所で1日7千歩くらい歩くことを週3日のペースで行ったところ、53kgくらいまで減った。
生活訓練を辞めるまでは、52～53kgをウロウロしていたが、今の作業所の在宅利用をしたあたりで、51kgを割るようになり、ここ半年くらいで安定して50kg台になった。

しかし、51kgを割ったあたりで体力の減退を感じるようになった。外出時の疲労感が、生活訓練に通っていた時より大きい。これは加齢の影響もあると思うので、なんともいえないが、多分、適正体重は51～52kgくらいだと思う。
目下の悩みは運動不足で、どうにかしたいけど根が引きこもりだからなかなか解決しない……。

大事なこと書くの忘れてた。
ダイエットに卒業も終わりも無い。私にとってダイエットとは、生活習慣の見直し・立て直しだ。「いつまでに〇kgまで痩せる」とかいう目標を立てる人が多いけど、それやると確実にリバウンドする。何故なら、太る生活習慣に戻るだけだから。

私が「ダイエット終わり」と書いていないのも、そういう意味だ。今の生活習慣が太りづらいものになって、かつ無理無く継続できるようになったことで、「満足」はしているけど、この生活習慣をどんどん太っていった頃のものに戻そうとは、微塵も思わない。
ただ、私の場合、目標体重だけは設定した。私の身長から標準体重を割り出すと52kgらしい。だからそれにした。