今朝の朝日新聞の朝刊に、珍しく統合失調症の特集が組まれていたので、読んでみた。Webからでも読める記事が公開されているので、興味のある方は是非読んでみてください。『自分の全て批判する「声」が 統合失調症に苦しんだ日々』。
内容としては、患者なら誰もが知っていることや、体験したことのみで、それほど目新しいものは無いんだけど、例の寝屋川の統合失調症と思われる女性の監禁事件が事の発端になっているようで、世間もようやく統合失調症の闇について知るべき時が来たのか、という思いだ。
この病気は本当に偏見が強くて、実際問題、自分自身も偏見というか、無知だよね。実際に診断されるまで、どういう病気なのかほとんど知らなかった。昔、精神分裂病と言っていたけど、言葉のイメージがあまりにも悪すぎるので、名称を変えましょう、ということで統合失調症という名称になった、くらいのことしか知らなかった。医療系の大学に通っていたにも関わらず、このありさまだ。まぁ具体的な疾病に関する単位を履修する前に退学してしまったせいもあるんだけど、それにしても、だ。
母も、眠りが浅くて夜中に何度も目が覚める、という睡眠障害を持っているけど、精神科にかかるつもりはまったく無いようで、曰く「私は病気じゃないから」だって。それ、マジモンの精神病患者が言うセリフとまったく同じなんだけどw 本人は自覚が無いっていうね。だから、母も精神疾患、精神科クリニックには偏見を持っているんだろうなぁ、ということが、うかがい知れる。