認知行動療法 4回目

認知行動療法(CBT)の4回目。
まだなかなか慣れなくて、というか最近IBSが悪化しており、今日も出かける前にトイレへ行きまくっていた。プレッシャーが凄い。また圧をかけられたらどうしようとか、そういうことばかり考えていた。

セッションでは、いつも通り「今回はいかがでしたか?」の一言で開始。
お腹の調子は相変わらず、良かったり悪かったりを繰り返していることを話した。その他、雑談をいくつか。

まずIBSについてだが、「頭で考えていること」と「体で感じていること」をうまく分離できないと、「頭で考えて不安だからトイレに行きたい」のか、「単に便が溜まって排便する必要があるからトイレに行きたい」のか、区別してみよう、というのが前回の課題だったのに、すっかり忘れていた。
「今回その区別は出来ましたか?」と聞かれ、当たり前だがまったくできていなかったので、まだまだセッションが必要だなぁと思った。

その後、宿題のストレスコーピング「ホッとする行動」を書いてきたので見せた。
私的にはすごく難しくて14個しか書けなかったけど、先生は「こんなに書いてきてくれたの!?」と褒めてくださった。
私が「難しい」と感じた理由を「ストレス解消に刺激を求めていることが多く、ホッとするストレス解消法を探すのが難しかった」と説明したら、納得してもらえた模様。

分析してもらって分かったことだが、「ホッとする行動」って身体的な感触なんだよ。頭で考えることじゃない。例えば、温かいお茶を飲む、ストレッチ、美味しいものを食べるなど。頭で考えて「ホッとする」じゃない。体が反応する感じ。だそうです。
なんか、たったこれだけのリストなのに、めちゃくちゃ気付きがあって驚いた。例えば、出かける前に1時間くらいリビングでゴロゴロしないと出かけられないんだけど、それはリラックスして気分を落ち着けている行動らしい。全然自覚無かった。なんかただ疲れてるだけなのかなと。意味あったんだな。

セッションの後半、ようやく今回のメインテーマであろう、先生曰く「認知行動療法の基礎」とも言うべきセラピーを行った。
具体的には、『しっかりストレス対策したいならコレ 様々な医療現場で活用中の「認知行動療法」』の文書中央にある画像のようなことを行った。
先生に促されるまま、私だったらお腹が痛くなる状況やその時の感情、行動、頭で考えたことなどを空欄に記入していく。

そして最後に残った「中核信念」というところに、ここは敢えて伏せさせていただくが、とある文章を書いたところで、私は耐え切れず泣いてしまった。自分で自覚していなかった文章が突如現れ、「あー私、心の奥底でそんなこと思ってたんだ」と思うと、もう涙が止まらなかった。
数分ほど泣いて、自分の弱さに気が付いて、本当に「また気付きを得た」と思った。上述の画像に当てはまる部分を埋める文章が、魔法のように全部繋がって意味を成した。凄い。深い。CBTマジで奥深い。語彙力。

というわけで、気が付いたら50分以上経っていた。あっという間だった。今回は、疲れよりも感動のほうが大きかった。私の本体を見たっていう感じで。
だが、それがIBSという病気に繋がっていることは相変わらず謎だった。ストレスが原因なのは分かったんだが。

次回までに、ストレスコーピングを実践してみることと、上述の画像「認知再構成法」の穴埋めの続きと、それから私が普段記録している排便日記に、イベントの欄を追加することが宿題になった。
排便日記とは、その日に飲んだ酸化マグネシウムとイリボーの数、大まかな排便量と回数を記録したもので、もう何年も前から付けているんだけど、ほとんど有効活用できないでいた。
それを先生に見せたら、「外出したとか、作業所があったとか、なにかイベントがあった時に書く欄って作れる?」と聞かれたので、作ることになった。これを「作業所があったから緊張して排便回数が多かったのか」等、傾向と対策を知ることが出来るようになるのではないか、という目論見。

長々と書いたから読む人いなさそうだけど、とりあえず書いてみた。先生の追い込みで一時挫折しかけたけど、CBTを続けて本当に良かった。これは1人では到底できないし、1時間約1万円するのも分かる。

2件のコメント

  1. こんばんは。
    私はブログは読んでますよ。!!
    いつもいろいろ行動されててすごいです。💦私は引きこもり気味なので、なかなか外で行動できないです。
    (CBT)という認知行動療法があるのですね。(’’)難しそうですが、自分のストレスの傾向とかわかるのかな。何が苦手で、それによってどう行動するべきか。とか理解していく感じなのかな。って、思いました。
    何か得たようで良かったです。erikoさんに合ってる療法みたいですね。
    こう。自分と向き合っていくのは大事だと思いました。
    何もしないで引きこもってる自分は何も得ないんだよなぁ。って、思いました。
    私も何か行動していかないと。。!!って、思えました。ありがとうです。

    1. 愛。さん、こんばんは。
      私も元ひきこもりです。8年くらい引きこもってました。それをすごく後悔しているので、今は「やれることをやろう」という気持ちでやってます。

      CBTは認知行動療法の英語の略です。おっしゃる通り、ストレスの傾向や、自分の悪い考え方の癖など、「困ってること」の根っこを探して、困らないようにする治療、みたいな感じです。愛。さんの説明でだいたい合ってます。

      自分と向き合うのは本当に大事ですね。CBTではガッツリ向き合うので、今回みたいに苦しくなる時もありますが、治療のためには必要かな、と思って頑張ってます。

      愛。さんもいろいろされてると思いますよ。ジョギングだって、すごい行動力だな、と思いました。清掃のお仕事も、今は休養中ですが今までずっと頑張ってこられたわけだし。
      私、愛。さんのブログで「駅が汚れてて、綺麗にしてあげたいな、と思いました」みたいな記事を読んで、なんて優しい心の持ち主なんだろう、と感動しました。それ以来、ブログを読ませていただいてます。
      愛。さんはすごく前向きだから、すぐになにか行動して得るものがあると思います。
      こちらこそありがとうございます。

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