キーボード Realforce R3SA12 レビュー

8/16に奮発して、初めて東プレRealforceのキーボードを買ったので、レビューしてみたい。

東プレのRealforceと言えば、高級キーボードで知られている。私ももちろんその名は知っていたが、キーボード1枚で数万円もするので、私には縁のないものだと思っていた。
ところが、先月の給料が思いのほか良かったので、もしかして今なら買えるかも!?と思って、勢いで買ってみた。

製品は、Realforce R3SA12(メーカーサイト)です。
スペック詳細は、Amazonから引っ張ってくると、「静音 変荷重 有線 USB フルサイズ 静電容量無接点方式 Windows レーザー印刷 かなあり 日本語配列 112キー ブラック」となっております。

一応、家電量販店の店頭で試し打ちをしたが、購入はAmazonにした。持ち帰るのが重そうだったため。ネット通販だと楽天でも買える。
他の候補はFILCOのMajestouchだったが、これはメカニカルで、長年安くて柔らかいタッチのメンブレンを愛用していた私としては、打鍵感が好みでは無かった。唯一静音赤軸が好みに近かったけど、後述するRealforceの「変荷重」が気になり、購入には至らなかった。
結局、Realforceの他に静電容量無接点方式を採用している製品も見当たらず、消去法で残ったのがRealforceだった。

Realforce1
Realforce1
Realforce2
Realforce2
Realforce3
Realforce3
Realforce4
Realforce4

Realforceの打鍵感は、様々なレビューでも書かれている「スコスコとした感じ」で、メカニカル特有のカチャカチャ感が無い。試し打ちをするまでは、高級=メカニカル=カチャカチャ、という図式しか無かったため、店頭では少しカルチャーショックを覚えた。
音も静かだし、指の感触も柔らかく、長時間打っていても疲れない。ブログ等で日常的に1日1000字以上打つ方、小説を書いている方なんかは、Realforceを使ったら相当作業が捗るのではないかと思う。

今まで使っていたMicrosoftのメンブレンキーボードは、1年でキートップがへたり、グラグラになっていた。なので、ミスタイプが多発し、かなりのストレスになっていた。
Realforceは新品というせいもあるだろうけど、キートップがしっかりしてグラつかないので、ミスタイプが激減した。

ミスタイプを何故こんなに気にしているのかと言うと、仕事で正確な入力を求められるようになったから。
変数などはエディタのほうで入力補完をしてくれるので、全部が全部手入力しなくてはならない、というわけでは無いんだけど、処理フローを考えながらコードを書く際、ミスタイプが多いと思考が阻害されて、ものすごく捗らない。
その点、Realforceは考えたことを流れるようにアウトプットするのに適したキーボードだと思う。静音でミスタイプを誘発しないのは非常に魅力的。っていうか、このスコスコしたタイプ音が心地よい。リズミカルに打てる。
業務連絡ツールもテキストベースなので、素早く打って返せるのはとても助かる。

で。肝心の変荷重なのだが。
正直、これだけは失敗したかもしれない。全部45gでも良かったかも。30gは本当に軽かった。
書き物をしていて、ちょっと指を置いただけのつもりが、「zzzzzzzzzzzzz」と入力されていたりする。
この塩梅が、店頭で試し打ちをしただけでは分からなかったんだよね。実機に接続してテストさせてくれないかな、って思ったけど、まぁ無理だから諦めた。

あとは、色がなぁ。黒じゃないほうが良かったんだけど、「変荷重/無線無し/フルサイズ、テンキーあり」を条件にしたら、これしか無かった。白が欲しかったよ~。
デザインは丸みの無い角形なんだけど、これはそんなに気にならなかった。

なんだかんだ言って、満足度95%くらいですね。2週間使ってみて、「後悔する」の意味を実感しつつあります。