こころの元気+ 2023年11月号感想1

『こころの元気+ 2023年11月号』の感想を今更書いてみる。まずは特集「メンタルヘルスの謎」から。
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「無理しないでね」と言われる話が出ていたが、すごく共感してしまった。前主治医や現主治医は、この「無理しないで」というセリフを滅多に言わないどころか、多分聞いたことが無いと思うんだけど、福祉系の人は簡単に言うよね。
特にB型作業所は「利用」であって「雇用された労働」ではないから、万が一怪我しても労災がおりない。私がデータ入力をするB型作業所を利用していた時、腱鞘炎で手を痛めたらデータ入力させてもらえなくなり、「休んでて」「無理しないで」「軽作業でいいよ」と徹底的にデータ入力から遠ざけられた。多分補償が無いことを気にして「無理しないで」と言っていたんだろうな、と今になって思う。

私は入院したことが無いので、入院の話はほとんど分からないんだけど、身体科で手術をして1週間入院した経験から考えると、何か月も、下手したら何年も入院することがある精神科って、なんかおかしいと思うんだよね。そんな何か月もかかる治療って何?みたいな。
あと、福祉施設での連絡先交換禁止も、意味不明だなぁと思ったことの一つかな。今はマジでトラブル防止なんだな、って身にしみて分かるけど、でもそれは健常者でも起こりうることだし(マッチングアプリとか)、細かいこと言ったらキリ無い気がする。

精神保健ボランティアの人の話があったが、以前通っていた地域活動支援センターに、とあるスポーツの対戦相手をするボランティアさんが来ていた。しかしその人たちが、みんな1年の契約を更新せず辞めていく。
ある時、能面のような顔をしたボランティアさんに「みんな辞めるんだけどどうして?」みたいなことを聞いたら、「利用者さんが元気無くて、相手する張り合いが無い」と言われてしまった……。
いや~さすがにそれは無いわ、と思った。精神障害者向けの福祉施設に何しに来てるの、っていう。

「〇〇したい」と言うと「まだ早い」等と言われる話。これも私は歴代主治医から言われた経験が無いかもしれない。
いろんな面でかなり自主性を尊重してくれていて、仕事が決まった時も事後報告になってしまったけど、全然ノープロブレムでむしろ喜んでもらえたし、減薬・増薬もほぼ希望が通る。
患者側から「減薬したい」と言う場合、理由によると思う。理由が主治医を納得させられるものでなければ、通らないと思う。私の場合は、副作用がキツいから減らして欲しい、と言うことが多いかな。
うちのクリニックに勤める医師たちは、どうも皆大量処方を嫌がるみたいで、副作用止めも出したがらない。私も今の主治医になって、ビペリデンが1日3錠から1錠に減ってるし、そういった減薬は聞いてもらえる傾向が強いように思う。
メインの薬(私ならロナセンと気分安定薬)は、自分でも減らしたらダメだと思っているので、やたらめったら減薬して欲しいとは言わない。

家族から「テンション高い」と指摘されるのが嫌な気持ちは、めちゃくちゃ良く分かる。買い物しすぎる時も、母から「ホラ、買い買い病だよ」と揶揄されて、その言い方や表現が人を小馬鹿にした感じなので、すっごく嫌だった。
通販は宅配便が家にバンバン届くから、速攻で母にバレてしまう。隠しようが無いよね。それが嫌で、リアル店舗で山盛り買い物してきたことあるけど、持って帰るのが重くて、しんどいからもう何年もそういうことはしていないと思う。
夜遅くに洗濯とか、あるあるだなぁ。23時頃とか。さすがに仕事の前日にはできないけど。休日前とか。

医者から言われたことも、私はわりと腑に落ちるほうかな。それより、非科学的な民間医療やトンデモ医療にハマってる人の言うことのほうが信用できない。以前、ブログ村にも大量発生していたけど、あの人たちはどこへ行ったんでしょうか? 全然見なくなったね。ナイアシンを大量摂取すれば統合失調症が治る、と主張していた人たち。
仲間のほうが信用できる、というのも、特に感じないかな。

続く