こころの元気+ 2023年11月号感想2

『こころの元気+ 2023年11月号』の感想2。
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「脳は運動を求めている」は相変わらずの運動推しで凄かった。何分でもいい、1回でもいい、とにかく運動しろ、と。
階段の昇降で創造的思考力が向上、とあるんだけど、これ私が1時間に1回トイレのため1階へ下りているのも、運動になっているんだろうか? 一軒家の階段じゃ運動にならないか。
よく、思考に煮詰まったらそのへんをウロウロ歩いてくるといい、という話は聞く。ただ、今のリモートワークの勤務時間中に外出しちゃったら、さすがにまずいかな、とも思うんだけど、そのあたりどうだろう? 一度上司に聞いてみようか……。それとも、まずは踏み台昇降で気を紛らわすか。
多分、外を歩いて景色が流れて行って、頭の中をリセットできるのが良いんだと思うんだよね。家の中だと気分転換にならない。

「私の打ち手」は双極性障害の方。躁の時の「ベッドで横になっていられず起き上がりたくなる」がめちゃくちゃ共感してしまった。ほんとそれ。でも、主治医にいも言われたけど、夜は横になるようにしてね、という話。スマホやPCは弄らない。テレビも見ない。ただひたすらベッドでゴロゴロしたほうが良いらしい。躁の時はそれが難しいんだけど。
うつは私は逆に寝すぎるのかな。なんかあまりいつも同じパターンじゃない気がする。躁で睡眠時間が短くなるのは共通してそうだけど。うつでも寝られない時もあるし。
睡眠時間の記録は、治療の初期段階でやっていたけど、気が付いたら止めてた。何時に「布団に入ったか」は分かるが、何時に「睡眠状態になったか」は自覚できないので分からない。病気の悪い時って、布団に入った時間と睡眠状態になった時間が大きく乖離しており、そこが分からないのにつける意味あるのかな?と疑問に思えるようになったから。

「べてる」は、「ダメ出しのお客さん」というのが最初意味が分からず、あまり興味が持てなかったんだけど、少し読んだら自分にも当てはまることだったので、最後まで読んでみた。
投稿者が統合失調症かどうかは分からないが、私もなにかが上手くいかなかった時、ダメ出しというか罵倒というか、馬鹿にする声のような念のようなものが現れる。仕事で成果が出ないと「そんなことじゃクビになるぞ」みたいな。
これに名前を付けて外在化する、というのが面白いと思った。私はそこまで自分のことを分析していない。もう少し分析して、自分を追い込まないで済むような対応策を考えても良いのでは?と感じた。

「家族のストーリー」は本当に我が親に読んで欲しいと思った。うちも親が(私もだけど)私の病気を認めなかったばかりに、こじれまくったので。
特に親父は「お前がそんな弱音を吐いてどうする、お母さんのことも少しは考えろ、お母さんが一番つらいんだぞ」とか言っていた。マジで殺意しかない。
時は流れて数十年。今は母が地元の家族会に入っているが、投稿者と違ってうちの家族会はイマイチらしく、古参会員が思い出話と愚痴を垂れ流すだけの会のようだ。つまらないと言っていた。もうしばらく行ってないみたい。
私は「母が愚痴を言わないから、他の人が言わざるを得ないんでしょ」と言ったが、意味を理解していない模様。何事も、活用しよう、利用しよう、と思って工夫しないと、どうにもならないと思う。家族会も、黙って座っていたらチヤホヤしてくれて、慰めてくれるとでも思ったのだろうか? 甘いんだよ。
まぁ家族会のメンツの子供(つまり、私が直接的に知っている障害者のかた)を見たら、相当な訳あり・癖ありなので、親もそうなんだろうな、と思ったり。うちの親も、私と同じでおかしいんだよ。

読者投稿コーナーの漫画がめっちゃ笑ったw 共感しかない。