こころの元気+ 2024年1月号感想1

『こころの元気+2024年1月号』の感想を今頃って感じで。1つ目は特集「今、変わりつつあること」について。

「20年前と変わったな」と感じることについて、私は20年前は絶賛引きこもり中で医療福祉に繋がっていなかったので、30年前と比べると、まぁ本当に医療福祉ともに激変したな、という感じ。
まず精神分裂病から統合失調症に病名が変わった。薬も抗精神病薬なら非定型というのが出て劇的に良くなったし、抗うつ剤もSSRIとかが出て劇的に良くなった。気分安定薬は分からない。でも、精神疾患が「不治の病」から「治る病」「寛解する病」に近づいたと思う。

福祉も、精神保健福祉士というのは私が発病した当時には無かった資格だ。
B型作業所とかも無くて、うろ覚えだけど、病院から紹介された授産施設に行ったことがあるんだけど、農作業をやらされたと思う。泥だらけになったのに着替えるところも無く、1回で懲りてやめた。
それを考えると、今は本当に福祉が手厚い。

「SNSに助けられた」「ネットやSNSで変わったよいこと」というのは、あるなぁ~。X(旧Twitter)には本当にお世話になった。今もちょこちょこ利用している。
ブログにも助けられている。ブロ友さんの暖かいコメントにいつも励まされている。ブログ村で精神疾患の方のブログを拝読するのも、とても楽しみにしている。
ネットの利用で言ったら、仕事にも繋がっている。リモートワークなのでネット命だ。在宅勤務でこんなに気軽に仕事ができるようになるとは、まったく想像もしていなかった。もちろんそのぶん自腹で自己投資はしているけど。

「治療だけではなく、生き方を大切に」では、ディーガンさんという方が、再発防止のためにストレスを避けろと言われて、毎日何もしない日を送った、みたいなことが書いてあって、30年前の治療ってこんなだったよなぁ、と思った。再発させないために静かに生きる、みたいな。やりたいことは全部我慢。若くして隠居してるのと一緒。
私は2012年に治療を再開したけど、不安定ながらも絵画教室へ通ったり、支援センターやB型作業所へ通ったり、いろいろ試行錯誤してきた。諦めたらそこで終わりだと思ったから。
未治療期間が長くて寛解できる見込みは薄かったけど、引きこもって誰とも話さず、会わず、どこにも行かず、といった生活だけは、二度と送りたくない、と思った。なので、症状が悪化してでもいろいろなことにチャレンジしてきた。
主治医は3人全員、そういった私の生き方を応援してくれる人で、最悪の選択をしようとした時だけ止められた。それには感謝している。

「コレモ」はかなり気になった。認知行動療法に飛びついて「やっぱ意味無かった」とか言ってる私が、また新しいオモチャを手に入れたかのよう。
というのも、自律神経の働きが悪いことは普段から実感していて、いわゆる自律神経失調症とはまた別に、嫌な思いをしたのにパッとそれを言葉で表現できず我慢して飲み込んでしまうとか。
そういう不自由さを、コレモという方法で解決できないかな?と思う。