ドラマ『あなたには帰る家がある』最終話

遂に見ました。「あなたには帰る家がある」最終話。もう疲れちゃって、途中の話はすっ飛ばした。結末だけ見れればいい。

相変わらず、女のバトルがKOEEEEE! 冒頭から離婚届を出してガチガチの駆け引きするなんて、このドラマはホントに視聴者のことを分かっている。
海岸では、家族4人で和気あいあいと磯焼しているところを、秀明と綾子が通りかかって、あまりの幸福な雰囲気に気持ちが負けてしまったんだろうね。でも、茄子田先生、ちょっと(だいぶ)見ていない間に随分変わったなぁ。

綾子は本当に可哀相な女だと思うよ。この人は、誰と結婚しても、同棲しても、幸せにはなれないと思う。その理由は、綾子本人にある。この人、相手の男性が好きなんじゃなくて、男性に尽くしてる自分が好きなんだろうね。秀明に「心の隙間は埋まらない」みたいなこと言われて、分かってるって言ってたけど、じゃあ自分を変えてみろよって言いたい。
でも、こういう人は変わらないんだよね、絶対。それで、男をとっかえひっかえして、「私はこんなに尽くしているのに、良い妻、良い女なのに、空虚感が埋まらない」って言う。そりゃ空虚だろうよ。「自分」が無いのだから。もっと真弓みたいに、「自分」を持たないと。
どこかの教科書に載っているような無難なお弁当を磯焼に作っていくより、場違いであろうと、自分が美味しいと思えるパンケーキを持って行って、「どう? 美味しいでしょ?」と自信満々に言える女のほうが、私は好きだな。

と思ってたら、茄子田先生が綾子に「何回裏切った?」と聞いていて、茶ぁ噴き出しそうになりました。全然変わってないじゃん! しかも秀明の悪口大会が始まってしまって、大笑いw ほんと、秀明って浮気できる器の男じゃないよね? まぁその情けな~い男を演じる玉木宏の演技力が秀逸なんだけどね。

茄子田先生の綾子に対する愛は、最初は違和感あったけど、ああいう愛の形もあるのかな、って思うようになった。茄子田先生も綾子も、要は不器用なんだろうね。なんかちょっと共感するわ。

これはどうなんだろう?と思ったのは、お互いの家庭の子供のことね。特に思春期っぽくて、多感な時期だから、それを親の都合で引きずり回すのは、どうなんだろうなって思った。確か、ドラマの最初のほうで、綾子が家に乗り込んできたあと、麗奈が拒食症っぽくなっていた気がする。そういうのはね、ダメだよね。
と思ってたら、最後に子供同士で付き合ってるっぽくて、さすがにそれは無いだろうと思ってしまった。ちょっと作り話すぎない? 現実問題、親が浮気した相手の子と仲良くできる? 無理だよね?

最後、綾子が家のリフォームの主導権を握っていたりしたのは、スカッとしたかな。いくら綾子がムカつく女だとは言え、茄子田先生から虐げられていたのは可哀相だったから。