前回の続き。認知療法・認知行動療法について(こころの健康講座)第14回まで見た。
第11回。「生きていく意味はどこにあるのか?
」というお題について、そのものを考えるのではなく、生きていく意味とか、自分の存在意義とか、そういう抽象的な話から、一つ現実的な出来事に話を落としていく
、という答えで、今の自分にとても必要な考え方だと思った。
ただ、自分の境遇に酔うわけではないが、身体科の不治の病もあり、精神疾患では統合失調感情障害という2つの疾病を抱え、こんな状態で「人生ハッピー、生きるって素晴らしい!」なんて思ってる脳内お花畑は、どこにもいないと思う。誰でも私と同じ病気を抱えたら、一度は死にたくなると思う。
第12回。「反証を見つけるのが難しい
」ということだが、それは私も痛感している。今までに作ったコラムでも、反証を書くのに物凄く時間を取っている。1日とか2日とか。今書いている、最悪だった身体科の検査結果は、反証を書くのに5日かかった。
主治医も「よくここ書けたね」と言われたくらいなので、やはり難しいのだろう。
第13回。「考え方を変える練習をしてください
」とのことだが、それが出来れば苦労しないよ……。
このセリフは、支援センターでも前の作業所でも聞いた。相手を変えることはできない、erikoさんが変わらなきゃ、って。でもさぁ。私が嫌がらせやイジメを受けてたのって、私が悪かったせいなの? 私の考え方が変わったら、嫌がらせやイジメが無くなるの? 無くならないよね。相手の性格や根性がひん曲がってるから、嫌がらせやイジメをしてくるわけだから。
考え方を変えたら気分が晴れる
、って言ってるけど、なんだろ、「私は嫌がらせやイジメを受けるような、悪い人間だから仕方が無い」とでも考え方を変えろ、って言いたいのかな。諦めろってこと? そんなんで気分は晴れないんですが。
第14回。特に思うことは無かったので、スルーで。
全14回を視聴したが、やはり私にとっては、「自分の考え方を変える」という部分に物凄い抵抗を感じる。
もともと子供の頃から自己主張が強く、自分の考えは滅多な事では曲げなかった。それがおばさんになって、急に人間丸くなるわけ無いだろう。それどころか、意固地になって自分の殻に閉じこもりかねない。
認知行動療法で何か劇的に変わるのかなと思っていたけど、自分が一番苦手としている課題が浮き彫りになっただけな気がする。