こころの元気+ 2020年10月号

今月号に私の投稿が掲載されているので、気が付く人だけ気が付いてください。

今月号ではまず「生活ファーストで行こう!」が気になった。
著者の宇田川さん、ちょっと傲慢すぎないか……? 医者に対して、ちょっと態度が厳しすぎる。「主治医にストライクを取らせる」「主治医を納得させる」「医者にいい球を投げ込ませる」。「医者に〇〇させる」という表現が非常に目に付く。
「患者と医者は対等な立場だ」ということが言いたいのだろうけど、これでは医者のほうが患者よりも格下であるかのように感じる。そこは普通に「主治医に納得してもらう」等で良いと思うんだが。こんな喧嘩腰でよく医者は話を聞いてくれるよなぁ、というのが正直な感想。

次に「双極性障害私の打ち手」。これは毎号楽しみにしているコーナーだ。
双極性障害のメリットは、私もこの投稿者の松尾さんと一緒で、病識を得る前と比べて、人間が丸くなったかな、と思う。「これで!?」と思われそうだけど、昔は自分で言うのもなんだが、本当にプライドが高く、高慢ちきで鼻持ちならない女だったんです。
特に、勉強が出来ない奴は努力が足りない、自分に甘い奴だとか考えていたし、肥満の人も自己管理がなっていない、なんて考えていた。

それが、自分が精神疾患を抱え、そういう立場になって初めて、「自分の意思ではどうにもならないことがある」と痛感した。小説を読もうとしても目が滑って読めないとか、凄まじい過食衝動の存在とか。知らなかった。
そして、今もそういった偏見を持ちながら、日々偏見を無くすように努めている。作業所等で「世の中、本当に色々な人がいるんだな」ということを勉強させてもらっている。

あとは、ここ最近の「こころの元気+」の傾向として、ピアの話が多いように感じた。需要が増えているのかな?
私個人としては自分の障害で手一杯なので、ピアサポーター等になりたいとは思えないんだが、ピアサポーターのサポートは受けてみたいと思う。支援センターで同じ精神障害者と話していたときに、偏見と闘わなくていいのが本当に気楽だったので。
あんな感じで、話を聞いてくれるだけでも良いんだけどな~。