こころの元気+ 2021年2月号

『こころの元気+ 2月号』が届いて結構経ってしまったが、そろそろ感想を書きたい。

今回も「じょうずにかわす怒りの気持ち」というコーナーが気になった。
私は軽躁期や生理前、非常に怒りっぽくなってしまう傾向がある。今まで漢方や抗精神病薬でコントロールしようと試行錯誤したが、まったくうまくいかなかった。
それで、薬ではなく何か考え方・受け取り方を変えることによって、怒りのコントロールが出来ないものかと思っていた。

今月号では様々な例が挙げられていたが、最後のまとめとして書かれていた「自分の期待と相手の期待がずれている」という部分に、思わず唸ってしまった。「これかぁ」と。
昔、知人に滅多なことでは怒らない人が居て、なんで怒らないのか聞いてみたら、「言い方悪いけど、他人に期待してないから」と答えられたことがある。期待が大きければ大きいほど、それが満たされなかったときに裏切られたように感じ、怒りへと変わってしまう。少なくとも自分はそうだ。

しかし、だからといって今すぐ他人に期待しない生活が出来るか?と言われたら、ちょっと無理なんだよなぁ。私はそこまで人間、できていない。
なんか次回に「実践編」があるようなので、来月号を楽しみに待ちたい。

次は「双極性障害 私の打ち手」だが、これは安定して面白いし役に立つね。
今月号は「病気を受け入れる」という話。「こっち側」っていうのがね、本当にもう痛いほど分かる。前にも書いたと思うが、私は今でも自分の病気を受け入れきれていない。
受け入れきったらもう少し楽になるのだろうけど、私は非常にプライドが高いので、自分が障害者であることを認めたくない気持ちがまだ残っている。病歴25年以上でこれだからね。ほんと往生際が悪い。
まぁそれに関しては、カミングアウト済みの数少ない知人、身内、福祉施設で会う精神障害者の人たちから、「障害者っぽくない」と言われるせいもあるかもしれない。自分はクローズでもやっていけるんじゃないか?って思いが、頭の片隅に常にある。現実は、生活訓練すら毎日通えないクズなのにね……。

WRAPについては、こころの元気+でも非常によく見かける単語で、これ何なんだろうなーと思っていた。ちょっと調べただけではよく分からないので、暇を見つけてもう少し調べたいけど、ピアサポーターみたいな話だったらゴメンかな。

今月号は結構盛りだくさんで、他にも感想があるんだけど、まぁこれくらいにしておこう。