こころの元気+ 2021年3月号

今月号の特集は「入院ってどうなってるの?」だった。
精神科の入院をしたことが無かったので、興味本位で読んでみたが、「精神科病院には絶対に入院したくない」が率直な感想だ。まともな病院もあるのだろうけど、そんなの外側からは分からないし。
ブログ村の精神疾患系カテゴリーには、なにかにつけて入院したがる人のブログがいくつかあるんだけど、ちょっと信じられない。病院にもよるのかもしれないが、一般的な精神科病院だとスマホなどは持たせてもらえないみたいだし、そんな自由の無い場所で生活したくないよ……。

連載企画「じょうずにかわす怒りの気持ち」も興味深く読んだ。
「余計な一言と感じたら」どうするか? 以前より母から余計な一言を言われるケースが多いんだけど、最近は、言われたら「その話はしたくない」と一言だけ言い返して、自分の部屋に戻ってしまうことにしている。
そもそも、母が昔話をするとほぼ確実に私の怒りポイントを突いてくるので、「昔話はするな」と言ってあるし、そのおかげで母に怒ることが8割方減ったと思う。
他の対応策として「これはすごいな」と思ったのは、「会話を録音する」だった。これが出来たら苦労しないよな~。すごく勇気が要るよ。
ともあれ、なかなか面白い企画だった。来月号も楽しみ。

大野先生の認知療法については、一度挫折しているので、読むのも躊躇したんだけど、とりあえず読んでみた。内容は私が実践していたコラム法で、自分なりにアレンジして使ってもいい、と書いてあったので、再度やってみようかなと思ったり思わなかったり……。
これ本当に難しいんだよなぁ。私が失敗した原因は、多分日常の些細なことにまでコラム法を適用して、自分の考え方を矯正しよう矯正しよう、と考えていたからだと思う。
かといって、認知のゆがみを整えずに状況と自動思考だけを書いていても、成長しないしなぁ。

「私の働く生活ストーリー」も興味深かった。
投稿者は40歳を過ぎていたが職業訓練校を経ての就職ということで、50近い私でもそのルートは行けるのだろうか?とちょっと悩んでしまった。
というのも、投稿者は週3日のパートをされているようで、それだったら私ももう少し体調を整えていけば勤まるのではないか?と思ったからだ。
でも、今からやっても体調が整うのは50を過ぎてしまうだろうな、とも思う。どうしたもんかね。
B型作業所に通う人の中には、高齢でA型にも雇ってもらえないから、という理由の人が少なからずいて、自分もそうなってしまうのではないかと、少し焦りを感じている。生活訓練の職員からは「慌てないで、落ち着いて、ゆっくり」と言われているんだけどね。