距離無し女にロックオンされた

どうも距離無し女(Aさん)にロックオンされたらしい。以前にも書いた気がするが、過去ログを漁っても見当たらなかった。おかしいな。

4月あたりから新しい利用者が何名も入ってきて、Aさんもそのうちの1人だった。初対面で物理的距離50cmの所まで詰め寄られ、自己紹介をされた。その時点で気が付くべきだった。
「お名前は?」と聞かれたので答えたら、早くもお友達認定されたみたいで、次に事業所へ行った時には、「erikoさぁ~ん!」と駆け寄って来られた。

さすがの私も「人懐っこい人なんだな」というより「ちょっと距離感が読めない人かな?」の気持ちのほうが勝ってしまった。
この手の福祉施設に通っていると、この世には本当にいろんな人がいることを思い知らされる。

そして昨日だ。
Aさんは午前中だけみたいで、帰り支度をしていたようだった。そこに私が来たら、サーッと近寄って話しかけてこようとした。私は慌てて「いやまだ日誌を書いてないからあとで……」と回避した。

そのまま忙しいフリをして昼食を食べていたら、Aさんが職員に「erikoさんのテーブルに行っても良いですか?」と聞いていた。ビックリ。私まだご飯食べてるんですけど。前も食事中に話しかけてきたし。新型コロナ禍なのに危機意識が無さすぎないか?
職員は即答で「いやerikoさんは見ての通りまだご飯食べてるから、あとにしてね」と返してて、そりゃそうだよ、と思った。
そのまま私は昼食を食べ終え、気が付いたらAさんは帰り支度をして帰って行った。正直言ってホッとした。

そのあと職員から「ねえ、Aさんってerikoさんの元々の知り合い?」と聞かれた。「いや、こないだここで初めて知った人です」と答えたら、「だよねぇ、なんかすごく親しげだったから、気になっちゃって」みたいなことを言われた。あぁ~やっぱり周囲から見ても違和感あるんだ。
やはり職員もAさんの距離無し具合を気にしていた。私が「それがAさんの(障害)特性なんだと思いますが、正直あの距離感はキツいです」と言うと、同感してくれて、「今度から注意して見ておくね」と言ってくれた。

私は若い頃から、道端や駅で全然知らないおばちゃんに、時間や道をよく聞かれるタイプだったので、なんか話しかけやすいんだろうな。それがトラブルの元になることも多く……。
自力でバシッと断れるようにならないと、ってずっと思っていたけど、なかなか断れるようにならないね。難しい。