メンクリの通院日 6分診療

昨日はメンクリの通院日だった。生活訓練の後、寄ってきた。

待合室に入ると、予想通り誰もいない。この医者、人気無いのかな、とどんどん不安になる。以前来ていた顔見知りの患者も、まったく見なくなった。ご新規さんばかりだが、その人たちも次に見ることは無い。
とはいえ今回は先客が長引いたようで、時間通りに呼ばれた。

診察室に入ると、「前回は創作意欲が湧いてくる、とおっしゃってましたが、その後どうなりましたか?」と聞かれた。あれ、一応は記録を取っているんだ、とちょっと意外だった。
その件に関しては、自分の才能の無さを痛感して、創作意欲が無くなってしまった、と話した。

それに加えて、「SNSやブログのアカウントを大量に作り、あれもこれもと手を付けて投稿するが、すぐにやる気が無くなって別のことをする、といったようなことを繰り返しており、とても疲弊している」みたいなことを話した。
主治医は神妙な面持ちで私の話を聞いていたが、まず「そういうことは今までにもありましたか?」と聞いてきた。なので「年に何度かありますね」と答えたら、主治医、なんと答えたか? 「なんなんでしょうね?」……。

おーい、それは私が知りたいよ! 何、患者に丸投げしてるんだよ!
そういえば前主治医もそういうところがあったんだよな~、と思い出していた。親身なようでいて、どこか他人事のようなことを言う。
新主治医は診察してもらってから日が浅いので、まだ親身に診てもらっているという実感が薄いため、他人事のほうが強いように感じられた。冷たいというか。
なんか、本当にこの主治医に診てもらっていて良いのだろうかと、更に不安になってきた。

そのあとは、「ラツーダを飲むようになってから、意欲は出たが集中力が落ちているように思う。生活訓練で計算問題をしたときなど、今までは間違わなかったような問題でミスをすることが増えた」みたいな話をしたら、ラツーダで気持ちを上げるデメリットとして、注意力が落ちることがある、ということは説明してもらえた。それは納得できた。
まぁここまで注意力が落ちたら、怖くて車の運転なんか出来ないね。もうしばらくしていないけど。あれだけお金をかけてやったペーパードライバー対策も、全部無駄になった。はぁ。

そんなわけで、速攻で診察が終わってしまった。最後に、残薬の確認をして終了。
診察室から出てきたら、6分しか経っていなかった。これが噂の5分診療(6分だけど)か……。いかに前主治医が丁寧に話を聞いてくれていたか、ってことだよなぁ。
今の主治医にそういうことを求めるのは無理な気がする。本人にそこまでのやる気を感じられないし。
でも世の中の多くの患者は、こういった5分診療なんだろうと思うと、やるせなくなるね。