定期の歯科検診

午前中に絵画教室へ行き、夕方から歯科医院へ定期健診に行った。
絶対に待たされるだろうな、と思ったら案の定で、30分以上待たされた。雑誌「Story」を1冊読み切った。

まずはマウスピースを渡して問診。
マウスピースが「噛んで白くなっている」と言われた。普段そこまで気にして見ていなかった。
「他に気になることはありますか?」と聞かれたので、「奥歯の縁が尖っていて、舌に当たって痛いです」みたいなことを話した。
これは本当に長年の悩みで、今までどこの歯科医院で「痛いから丸く削ってください」と頼んでも、「それは保健外診療です」と言われたり、「健康な歯を削るなんてダメ!」と怒られたりして、削ってもらえなかった。
だから、ここでも断られるだろうな、と思いつつ、言うだけ言ってみようと思って言った。すると、歯科衛生士が「先生に伝えておきますね~」と言うので、大丈夫なのかな、と思った。

次に歯のクリーニング。ドリル?で歯石を削った後、取り切れなかった歯石を手でこそぎ落としていくという地道な作業だが、ドリルがめちゃくちゃ歯にしみて痛かった。
しかし、すぐに隣の歯へ移るので、「痛いです」と手を挙げる暇もなく、次々と処置されていった。
歯科独特の「キュイーン」という音と、エンドレスに続く歯の痛みで、頭がおかしくなりそうだった。椅子は頭を下にして傾けてあるし、パニック発作のような動悸がして、どうしようかと思った。

クリーニングが終わってしばらくすると歯科医師が来た。
マウスピースを見て、「あ~それなりに削れてますね。どうですか、毎日つけてますか?」と聞いてきたので、「忘れることもありますが、ほぼ毎日してます」と答えた。「その調子でつけてくださいね」と言われた。
個人的には左側をよく噛んでいるんだと思っていたけど、歯科医師は右側のほうがより削れていると言っていた。右側を下にして寝ているせいかもしれない。

そのあと、虫歯や歯の削れ具合のチェックをした。マウスピースのおかげか、歯はほとんど削れていなかった。良かった~。
あとは、問題の尖った歯だが、金具でカリカリやって、「確かにここだけ気になりますね」と言われた。そしてあっさり「じゃあ削りましょう」と言われた。

それも歯科衛生士が削るようで、ビックリした。治療じゃないから良いのかな?
イスに横たわったまま、おとなしく削られていた。私が「長年悩んでいた」と言ったのが気になったらしく、「今までどうしてたんですか?」と聞かれのたので、上述のような話をしたら、「うち無料でやってますよ」と言われてしまった。マジか!
この尖り歯になったのは、歯の詰め物をするために取った型が悪くて、合わなかったから、という記憶がある。もう25年以上前のことだ。それが今こうして解決するとは思わなかった。

そうして処置が終わった。帰り際に、「歯磨きは良くできていると思います。この調子で磨いてください。ただ、歯間や歯の付け根に歯垢が溜まりがちなので、フロスも使ってもらえると良いと思います」的な話をされた。
フロスは週に1~2回使っているのだが、もう少し増やしてほしいそうだ。面倒くさがりだから、今のペースで限界なんだけど、精神障害があって難しい、なんて歯科衛生士に言えないからなぁ……。

まぁそんな感じで帰宅した。