症状固定から抜け出すには

私は診断書でも「予後不良」と書かれている状態だ。そのわりには、絵画教室へ習い事をしに行ったり、今は出来ないが好きな美術館へ行ってみたり、作業所・生活訓練・支援センター等の福祉サービスを積極的に利用したりしている。
初発から20年以上も未治療の状態で、我ながらよくここまで回復してきたな、と思うんだけど、それには自分なりの努力と周囲のサポートがあったからだと、私は思っている。

このブログでも時々登場する樺沢氏の動画『症状固定したら人生終わり!?』

では「症状固定」という言葉が紹介されている。これに私は凄く共感した。

簡単に言うと、「治る努力をしないでいたらそりゃ治らんわ」ってことなんだけど、その治る努力というのが、樺沢氏が普段から提唱している「睡眠・運動・朝散歩」というやつで、わりと簡単なんだよね。でも出来ない。私も出来てない。

私の場合は、睡眠がまだなかなか安定していなくて困っている。早く寝ればいいだけの話なんだけど、面白いテレビ番組やネサフをしていて、ついつい夜更かししてしまう。これは改善したいところ。
運動に関しては、今の生活訓練へ通うようになって、歩く距離が飛躍的に伸びたため、それが一種の運動(ウォーキング)になって、すごくいい感じになってきた。まぁ今はちょっとうつ気味だったり全身疲労が溜まったりしているので、生活訓練を休みたいけど……。
朝散歩はしたこと無いな。朝起きれないし(起きるけど即二度寝だし、スッピンで外に出たくない)、外出時に化粧必須の女性には難しいのでは?

まぁそんな感じで、樺沢氏の教えを全然守れてはいないのだけど、1つ出来るようになっただけでも生活訓練への通所が週3日も出来るようになったりと、実際に効果が出ているのが明らかだからねぇ。
更に、暑い夏が終わったら午前中から来ることも視野に入れようか?という話も出ている。今、生活訓練へ行くのに朝6時半に起きていて、1時間半くらいは余裕があるので、午前11時からの利用ということであれば、6時起きでも間に合うかな?といった感じかね。
かなり先の話なので、捕らぬ狸の皮算用だけど、そういう腹づもりではいる。

さて、予後不良と書かれた私がここまで回復するに至ったのは、まずは私の努力だろう。自分で言うかって感じだけど。
とにかく諦めない。自分に合う作業所・福祉施設を地道に探す。陰性症状だからとか言い訳しない。特にラツーダを飲み始めてから確実に意欲がUPしているので、「何もしたくない」という感情はほとんど無くなった。「休みたい」はあるけど。これは凄い薬だと思う。

もう1つは、福祉サービスに関わる人達のおかげ。これは本当に大事。職員のサポートが無かったらサービスを利用できないからね。
特に、相談支援専門員の存在は大きい。1人目の専門員には本当によく助けられたと思っている。そして2人目の今の専門員にも、まだ利用して1年弱なのに色々話を聞いてもらっているなぁと実感している。専門員からも「私たちをうまく使ってね」と言われている。

8月末で今の事業所の利用が1年になる。あと残り1年で何ができるようになるのか、あるいは逆にできなくなってしまうのか、それは分からないが、症状固定から抜け出せる努力はし続けたい。