こころの元気+ 2021年8月号「じょうずにかわす怒りの気持ち」「おこまりですか?」

『じょうずにかわす怒りの気持ち』は面白かった。「昇華」というのは何で習ったのか忘れたが、非常に良い考え方だと思う。自分は運動が苦手なので、絵を描いたり、音楽を聴いたりすることで昇華としている面がある。特に絵を描くのは大きいかな。絵画制作に没頭すると、一瞬でも嫌なことは忘れられるし。
あと最近、歩くことで怒りが抑えられることを発見した。運動に近いのかな。母と喧嘩をしたときに、「これ以上同じ空間にいたらまずい」と思うので、そこですぐ自室に戻って踏み台昇降運動をするのだ。すると、母に対する怒りが少し治まる。
散歩のほうがもっと効果があると思うが、夜は出づらいし、休日はノーメイクだから外出したくないので、部屋の中で行える運動的なもので誤魔化している。
今月号では「グーパーを繰り返す」と書かれていたが、これはもっと手軽でいいかも。今度やってみよう。

『おこまりですか?』も面白かった。「変化のない生活は悲しい」という相談者の思い。まったく同感だった。
前の主治医は、多少無理をしても、症状が揺らいでも、患者の好きなようにしたらいい、というポリシーで治療にあたっていたと思う。だから私も、「合わない」と思っている作業所にしがみつかず、「環境を変えるのはご法度」と言われているなかでも、気にせずポイポイ作業所を変えてきた。
結果、今の事業所はかなり満足している。お昼のお弁当も出るし。

なんだろう、自分に合わない環境に居続けるることのほうが、よっぽどストレスだと思うんだよね。
もちろん、どんなコミュニティでも長く居たら自分と馬が合わない人が出てくることもある。でもそこは大人として、スルーするなり仮面を被って上っ面だけ合わせていればいい。
こういうこと言ったらアレだけど、精神障害者はその障害故に、対人トラブルが他の障害者よりも多いと思う。だからこそ、「ここは無理だな」「合わないな」と思ったら、我慢せずに環境を変えることも、時には必要では無いだろうか?