美容院へ行ったりなんだり……

約3か月ぶりに美容院へ行ってきた。

行く前に母が帰宅して、ふてくされた調子で「先月の電気代が4万だった」と言い出すので、本当にイライラした。まるで私が悪いみたいな言い方をする。私が使い過ぎているから責めているのか? 私が死ねば満足なのか? どうしろというのだ?
みたいなことを言い返したら、「それ言ったら多分お母さんが一番電気を使っている」と言う。じゃあ私に電気代が高かったことを言う必要無いよね? なんで言うの? そういう言われ方をして、私が自分を責めてしまう性格だって知ってるはずなのに。なんなの?

それでブチ切れて無言でいたら、おもむろに「Aおばちゃん(母の姉)が手術するんだって!」と話しかけてきた。本当に殺意が湧いた。
私は出かけることに集中したいんだよ。出かけるギリギリで便意を催してトイレに籠りっきりになるから、出かける前は神経がめちゃくちゃ過敏になっているんだ。ナーバスになっているの! 余計なことを考えたくない。
なのに、手術だなんて深刻な話をするから、もう泣きそうだった。「もう止めて!」と絶叫した。さっきの電気代から、この手術の話で、ストレートを2発まともに食らったかのような精神的ダメージを受けた。

母にとっては美容院は大好きな所で、毎月通うくらいだけど、私にとっては美容院は苦手な所で、行くことに対して非常に心理的な抵抗がある。
仕事のこと聞かれたらどうしようとか、今までトリートメントしてもらったりしていたけど、経済的に厳しくなってきたから、今回はカットだけにしている、それでトリートメントとか勧めてこられたらどうしようとか。頭のなかで色々会話のシミュレーションをして、予期不安でいっぱいいっぱいなんだよ。
そういう事情が母には理解できないみたいで、「綺麗にしてもらいに行くのに、なにを緊張する必要があるの?」みたいなこと言う。分からないなら黙ってろ。

でも、もう予約はいれてしまったし、時間的にキャンセルできるような時間じゃないし、もう行くしかない。休んだり遅れたりっていう選択肢はこの世に存在しない。
そんな感じで、最悪のコンディションで母に対する怒りを抱えたまま、なんとか美容院へ向かった。
駅まで出て、やっぱりお腹の調子が悪くて、駅ビルでトイレに行ってしまった。つらい。

美容院ではカットのみでお願いした。いつも通り淡々とカットしてもらった。
唯一、ちょっとだけ美容師とお話した。花粉症なのかなーみたいな話。あと、前髪の分け目を変えて欲しいとか、5cm切ってほしいとか。あぁそれは最低限の要望か。

施術は1時間くらいで終わり、会計時にどうしてもトイレへ行きたくなって、「すみません、トイレお借りしていいですか?」と聞いて、トイレへ行った。恥ずかしい……。
そのまま駅まで戻り、駅ビルで買い物をして帰った。