母ブチ切れ

のんびりネサフをしていたら、母からLINEが入った。「支援センターから電話があった」と。
私のスマホには連絡が無いし、そもそももう用事が無い場所だから、連絡帳からも削除している。よって、私宛の用事ではなく、母の家族会か何かの用事だろうと思って返事を書こうとしたら、LINE通話が鳴った。
なんだか母がキレ散らかしている。「erikoに電話だよ! 早く出なさいよ!」等々。いや、出ろと言われても、こっちにはかかってきていないんだから、出ようが無い。

「知らないよ、お母さんが折り返しかければ済む話じゃん」等言っても、「私も知らない! 支援センターってどこよ? あんたの関係の所でしょ! いいから早く電話しなさいっ!」ともう取り付く島もないほどキレていて、仕方が無いから1階へ下りた。

すると、母は親でも殺されたのかというくらいブチ切れていて、「ほら! 早く電話かけなさい!」と母のスマホを差し出してきた。だから、知らんと言ってるのに。
私が「それって家族会の人じゃないの?」と言っても、「家族会は家族会でしょ、なんで支援センターからかかってくるの!」とまたブチ切れ。

でも、私は私で、支援センターでとても嫌な思いをしているから、絶対に折り返しの電話はかけたくない。
「重要な用事なら、向こうからまたかかってくるだろうし、気になるなら、お母さんのスマホにかかってきてるんだから、お母さんがかけるのが筋だと思いますけど?」と冷静に伝えたら、ぶつくさ言いながらスマホを持って、折り返しの電話をかけ始めた。

電話が繋がるとあの職員の声。忌まわしい記憶が蘇った。良かった、私がかけなくて。
母は声までは覚えていないようで、自分から名乗ることなく、「あなたはどなたですか?」と職員の名前を聞いていた。聞いてギョッとしていたようだった。
「先ほど、この携帯に電話がかかってきたんですけど、何の用事ですか?」みたいなことを聞いたら、職員がほかの人を呼びに行ったようだった。
そして代わったのは、やはり家族会の会長さんだった。はぁ~。

用事は、来月忘年会をやるけど参加どうですか的な話だった。母は終始怒りを前面に押し出した声色で、「はぁ!?」「あぁー」「はいぃ?」と喧嘩を売りまくっていた。マジで止めて欲しい。会長さん、とんだとばっちりだよ。恥ずかしい。
結局、「あいにくその日は都合が悪くて、参加できません!」と冷たく断っていた。完全に老害といった感じ。こうはなりたくないなぁ~と思いながら、自室に戻った。

しばらくしたら、母からLINEがあり、「夕食の準備が遅れるかと思って、イラついてしまった。ごめんなさい」と書いてあった。
ごちゃごちゃ言い争いをしている時間があったら、さくっと自分で折り返しの電話をかけたら1分で済んだ話なのに、なんでここまでグダグダするんだよと。余計時間かかってるじゃん。本当にアホらしい。
だいたい、その程度の理由であんなにブチ切れる心理が分からない。もう歳なのかねぇ~? 認知症の初期症状なんだろうか?