こころの元気+ 2021年11月号

漫画特集ということで楽しみにしていたが、なんか自分と関係の無い病気ばかりで、ちょっと拍子抜けした。まぁ面白かったけど。世の中、いろんな病気があるもんだなぁと思った。

「減薬という旅の彼方に」は自分にも関係のある話なので、結構ガッツリ読んだ。
私が今飲んでいる抗精神病薬は、ラツーダのCP換算値が分からないのでなんとも言えないけど、CP換算値600mg以下ではありそうだ。
リスパダールだとCP換算値200mgでもかなり鎮静がキツくて、昼近くまで寝ていたけど、ロナセンはCP換算値300mg飲んでいるのにそういうことがほとんど無い。なんというか、CP換算値ってあまり参考にならないような気がする。

とはいえ、私も非定型抗精神病薬で多剤併用になっているので、複雑な思いでこの記事を読んだ。
私の場合は双極性障害の症状もあるため、どうしても薬の種類が増えてしまう。今の新しい主治医にも「どれか減らせないか?」と相談したが、「今の状態でバランスが取れているようだから、減らすのは止めておきましょう」と言われた。まぁそれが正解なのだと思う。

「じょうずにかわす怒りの気持ち」は、今回は何度も読み返した。色々と引っかかるんだよね……。
それで納得できたのは、「今の自分には関係ない」という言葉だった。確かにその通りだな、って感じ。嫌だったことをあれもこれもと結び付けすぎなんだよね。多分。
でもそれは、相互的には関係が無い。私が勝手に「関係がある」と決めつけているだけ。
そう考えると、少し楽になったかな。

「双極性障害 私の打ち手」は、今回も参考になったな~。
うつ状態の時は嫌でも出かけるようにしているとか。すごく分かる。鬱々とするなぁ、と思ったときは、5分でも良いから敢えて外に出て近所をグルッと散歩してくるだけでも、気分が全然変わる。

躁状態の時は、相談者の方もやはり買い物をされるみたいで、そこらへんは女性の双極性障害のあるあるではないかと思った。女性のほうが買い物好き多いし。
クレカを家族に預ける、というのは、ちょっと私には無理だ。母が使いそう、というわけではない。なんか、やっぱりちょっと心理的に無理……。

調子を保つには、1日に1つ以上の用事を入れないに超共感してしまった。分かる~。
実際には、最近はとても忙しいので、生活訓練へ行った帰りに、買い物をしたり、病院へ行ったりしている。でもまぁそれも1つだけに収まるように努力している。買い物なら、ユニクロだけで他の店には行かないとか、タピオカ屋だけでスーパーには行かないとか。
1回財布の紐が緩むと、ワーッと使っちゃうんだよね……。

「私の働く生活ストーリー」は、「自分に合う職場は無い」と思い込んでいた相談者の話だった。これは私が最初に通ったB型作業所で、職員や相談支援員から「同じように思わされて」いたから、良く分かる。
つまり、「ここで続かなかったら、他に行っても続かないよ」「みんな我慢している、あなただけじゃない」みたいな指導を受けていたから。

当時は福祉の世界を知らなかったから、「まぁそんなもんか」「寛解していた時でも似たような職場あったし」などと自分を抑えていたが、いざ別の作業所へ行ってみると、「最初の作業所はなんだったんだ……」という感じだった。
だから、自分に合う職場って探せばあるんだなぁと本当に思う。100点は無いけど、60点くらいなら十分あると思う。私が通っている今の事業所も60点は確実にいってる。

今回は時間が無くて、初めて感想の更新が翌月にずれ込んでしまった。年末だからね。