きょうの健康「双極性障害」を視聴した

お話をしてくださったのは、理研で研究協力をしたときに電話でお話させていただいた加藤忠史先生。協力するまで知らなかったが、双極性障害研究の第一人者だと思う。なんか嬉しい。

さて。
双極性障害は100人に1人がかかる病気とされるらしい。双極性障害のことはあまり勉強していなくて、この数字は全然知らなかった。統合失調症と同じくらいの割合じゃない? もう少し多いと思っていた。

最初の双極性障害の典型的な症例を見たら、これが病気だとは普通の人は思わないよなぁ。私も思ってなかったし。ただ単にハチャメチャな人というか、すぐ感情的になる人というか、そういう感じで見られて、I型だと迷惑な人扱いされるくらいで終わるんじゃないの?
私の場合は、最初はうつ病と診断されたので三環系抗うつ薬を飲んでいたら躁転して、多分それで双極性障害と診断が付いたんだと思う。1人の精神科医の元で鬱状態・躁状態、両方の症状が出たことは、診断するうえではラッキーだったかもしれない。

ただ、私がちょっと典型的でないのは、うつ状態より躁状態のほうが多い・長いことで、加藤先生もおっしゃっていたが、普通はうつ状態のほうが長いらしい。だから、私は実は双極性障害ではないのでは?といつも思っている。

躁状態は本人は「最高でーす!」(とは言っていないがw)と思っているから、病院へ受診しに行こうとは思わない、とおっしゃっていたのは、統合失調症にも言える話だなぁと思った。いわゆる病識が無い。
そして、そういう患者を病院に連れて行くためには、「寝ていないから体が心配だ」などといった、体の不調に気が付いてあげる感じで勧めるのが良い、とのお話だった。これも統合失調症と同じだな。

薬物治療以外の治療法として、認知行動療法が挙げられていた。ここでも挙がるのか……。
感情的な判断ではなく、合理的な考え方を身につける、とあったが、そういう認知行動療法に接したことが無いなぁ。コラム法しか知らない。なんかコラム法以外にも治療法があるらしいね。そこらへん、ちょっと勉強したいとは思っているけど。

うつ病の回より参考になる話が多く、見て良かったと思った。あと、もう少し真面目に双極性障害について勉強しようと思った。
今は統合失調症より双極性障害の症状に悩むことが多いので、そういう意味でも勉強したほうが良さそう。