愚かな母

また母に嘘をつかれた。

発端は、私が持っている物件の話だった。
私の家は3階なんだが、5階からの水漏れでトイレ、洗面所、洗濯機周辺、そしてそのすぐ裏にある和室の半分くらいが、水浸しになったらしい。
でも、集合住宅で修繕費を積み立ててあるから、リフォーム代もそこから出る。お金の心配はしなくて良い。そういう話だった。

そこで、なんか前にも5階の人が水漏れしてた気がするので、「何なの? 認知症の人なの?」と聞いたら。母が頬を斜めに切って「や・〇・ざ」と声を潜めて言った。
私はもう瞬間的に「無理!」と思って、「そんな怖い人がいる所に住めるわけ無いじゃん! 男の親父が苦情を言いに行ったから黙ってるだけで、私だったら何されるか分からないよ!」とついヒステリックに騒いでしまった。
でも普通騒ぐよね? 同じ列で2つ上の階にヤ〇ザが住んでるなんて、恐ろしくて夜も寝られないじゃん。

それで即「もう集合住宅、売るわ。あんたたち親が死んで私1人になったら、親父みたいに圧力かけられる人もいなくなるし、女1人では怖くて住めない。そんな所にこれ以上お金を出せない」みたいなことを言ったら、母が慌てて「ヤ〇ザって決まったわけじゃないのよ、夜の仕事してるみたい」と言い訳してきた。まーた嘘か。
夜の仕事をしているから、日中は寝ていて、いつ行っても留守みたいだし、管理事務所の人が行っても出てこない、と言いたかったらしいが、何故それが「ヤ〇ザ」になったのか? 話を面白おかしく膨らませようとしたのだろうけど、いつもそういうことするから、母の話は本当に信憑性に欠けるし、情報を信用することができない。

集合住宅に暮らしていて、最低限のマナーや規則も守れない人が近くに住んでいる時点で、やっぱりそういう所には住みたくないと思うのが、まともな神経している人の感情でしょう。
最近は、こう言ったらいかんのだろうけど、外国人の住民も増えてきて、管理事務所の人がゴミ捨てや騒音の事で注意しに行っても言葉が通じないとか、本当によくある話らしい。
ますます住む気を無くす。

だから、何度も「売りたい」と言っていたら、「売る前に自分が住む家を確保してくださいね」とキツめに言ってきた。はぁ~?
そんなもん、賃貸でどうにでもなるじゃん。最悪、グループホームがある。なんで「家」を「確保」しなければならない? だいたい、今は親と同居していて、いがみ合いながらもなんとか共生できているのだから、収入が安定するまで、しばらくはこのままで良いじゃん。それがなんで家を買うとかいう話になってるんだよ……。

と書いててふと気が付いた。父が死んだら、母は私と同居するつもりなんだ……。だから、賃貸のワンルームに逃げられたら困るわけ。
私は、母の老後の介護などを義妹に丸投げするつもりでいる。結婚式、マンション購入、一軒家購入、孫の誕生日祝い、七五三などの各種お祝い、義妹が働いている時の育児家事代行など、弟家族にはこれでもかっていうほど人的にも金銭的にも投資をしている。老後はそれをキッチリ回収してくださいよ。私にすがろうなんて虫が良すぎるんだよ。

かと言って、今すぐ賃貸に引っ越せるほどの金銭的な余裕も無いし、信用も無い。グループホームに行くしか無いのかなぁ……。

2件のコメント

  1. こんばんは。
    グループホームが最終手段であるから障害者の強みですよね。
    でもグルホも使用期限があるようなことブログで書いてる人がいたような?
    まぁ期限がきたら別のグルホにうつればすむ話か。
    お互いに親の将来が気がかりですね。
    良い週末を!

    1. コメントありがとうございます。
      そうなんですよ、母は、私しか入れないグルホを嫌がっているようです。「共同生活は自由が無いよ?」とか言って脅してきます。
      期限は、あるグルホと、無いグルホと、あるみたいです。私が知っている所は2年です。日中は作業所に通えとか、いろいろ条件があるグルホもあるので、案外簡単では無いんですよねぇ。
      本当に親には振り回されていますよ。もうこれ以上悩みたくないです。
      こちらこそ、良い週末を!

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