こころの元気+ 2022年10月号

今月号の感想も遅くなってしまった。特集は「つながるって大変」というもの。
私はあまり社会と繋がってる感じがしないので、良く分からないのだけど、どこか・誰かと繋がること自体はとても重要だと思っている。それは、自閉状態で孤立して、自室に引きこもっていた時期があることを「人生の汚点」だと思っているからだ。「あの状態にだけは戻りたくない」という強い気持ちがある。

最初の漫画にも出てきたように、結婚している精神障害者が福祉サービスを利用すると、サービス利用料金がかかる場合がある。それが嫌で福祉サービスを利用しない人が結構多いように感じる。のは気のせいだろうか?
漫画の主人公の方は、外との繋がりが無くなったことで精神状態が悪化したそうだけど、まぁそれが普通の反応なのではないか? 習い事でもボランティアでも、何かやったほうが良いと、私個人は思っている。

「つながらない時期も大切」というコーナーは、ちょっと考えさせられた。上述したように、私にもそういう時期があったから。
あの頃のことを考えると、とてもじゃないが「繋がらない時期も大切」だとは思えない。ストーカーみたいに毎日連絡が来るのは嫌だけど、何カ月も、何年も、誰とも話さない、メール等のやりとりもないって、不健康だと思うなぁ。

「人との距離のとり方」は、いつも考えるね。どこまで踏み込んでいいのかとか、どこまで自己開示していいのかとか。
今はやはり家族、親との距離の取り方が難しい。っていうか、母が一方的に私の領域に踏み込んでくるのが、とても不愉快だ。いわゆる過干渉な親、毒親というやつだ。

「つながるって大切だね」は、理念は分かるんだが、そう簡単にはいかないのが悩むところ。
特に精神疾患に関しては、Twitterでの繋がりはもうほとんど切れちゃったかな。非常識な人のせいでアカウントごと放置してある。
一方、「もう使うことも無いだろう」と思っていたFacebookが意外にも最近活用し始めていて、少しずつだけど繋がりができ始めている。人間、分からないものだね。

「おこまりですか?」の今月の質問は「しつこくして相手を困らせる」というもの。うーん、自分もたまにしつこくすることがあるけど、どっちかというと、他人からしつこくされて困るほうかもしれない。
LINEで2時間おきくらいに頻繁にメッセが入っただけで気が狂いそうになりブロックしたり。ブログのコメントも毎日されると気が狂いそうになる。しつこいというか、監視されているように感じるというか。
多分、私にブチ切れられた人は「理不尽だな」と思うだろう。単に私が狭量なのだ。

「私の働く生活ストーリー」は気になった点がいくつか。
まず「規則正しい生活をする」だけど、「機械みたいに同じリズムで」っていうのが、とてつもなく難しいなと感じた。
このレベルの「規則正しい生活」は出来る気がしない。たまには夜更かししてYouTubeを見たりしたいし、朝も休日は遅く起きたい。こういった甘い考えを捨てないと、精神障害者は仕事にありつけないのか、と思うとやるせなくなる。

ただ、仕事復帰によって得たもの」の一番が「自分への誇り」というのは、非常に納得できる。私も今の作業所で、今までのような時給150円とかいったふざけた工賃ではなく、まっとうな対価としての工賃をいただいた時は、本当に満ち足りた気分だったし、やりがいも感じたし、まさしく「誇り」を得たと思った。

ちょっと長くなったけど、今月はこんな感じ。特集は結構考えさせられた。最近の私は、元上司と縁が切れたっぽいけど、その代わりほかの人との縁が繋がりそうなので、プラマイゼロかな。