インターホン事件

午前中、インターホン事件が起きた。

今朝ちょっと寝坊をしたため、身支度などの準備も遅れてしまった。作業所の利用開始時間まで1時間しか無く、全然落ち着かない状態で開始時間を待っていると、便意が。慌ててトイレに入った瞬間、インターホンが鳴った。まずい、出られない。ということで、スルーした。
トイレから出てきて自室に戻ってしばらくすると、またインターホンが鳴った。作業所開始時間10分前くらいだったから、変な用事だと厳しい。早く終わらせようと慌てて出ると、シルバー人材センターの人だった。

親が庭木の剪定を頼んでいたようだが、あいにく私はその話を聞いていなかった。「親なら居ませんよ」という言葉と、「今行きます」という言葉の、2種類が同時に頭に浮かんで、とっさに出たのは「今行きます」だった。
慌てすぎてマスクをするのも忘れて玄関を開けたら、クロネコヤマトの配達員が立っている。「あれ?」と言ったら、配達員は「なんかこちらの方のほうが先みたいですけど」とシルバー人材センターの人を向いたが、そりゃヤマトのほうを優先するわなぁ。
まさかヤマトが来ているとは思っていなかったので、手ぶらで出てきてしまった。荷物を受け取って「サインは……」と言いかけたら、「いりません!」と爽やかに言われ、ヤマトの配達員は颯爽と去っていった。

さて。問題のシルバー人材センターだが、なにやらどでかい脚立を持ってきていて、「これどこに置きましょう?」と聞いてきた。私が頼んだ仕事じゃないから、知らんがな。
うちは庭木があると言ってもいわゆる狭小住宅で、庭の広さも自転車を1台置いたらもう人が通れないくらい狭い。だから、脚立の置き場所の選択肢が1か所しか無い。
「ここにお願いします」と示した場所に対して、シルバー人材センターの人が「え、ここに置いたら人が入れないです」と言うので、イラッとした。分かってるよ。でもそこしか置き場所が無いの!

っていうか、マジで作業所の利用開始時間が迫っている(腕時計をしていなかったので、正確な時間が分からない)のに、シルバー人材センターの人は暇みたいで、のんびり「ここかなー?」「そっちどうー置けるー?」みたいな感じで話している(2人組で来た)から、もう本当にキレそうだった。
さすがにもうマズいだろ、と思って、大慌てで「申し訳ないですが仕事の時間があるので、中に戻っても良いですか?」と声をかけたら、「どうぞどうぞ、あとはこちらで勝手にやっときますんで」だって……。勝手にできるなら聞くなよ……。

そして急いで自室に戻ったら、開始時間2分前だった。超焦った。間に合ったけどギリギリだよ。

午後、母に事の顛末を話したら、「いつもインターホンは鳴らすけど私外まで出ないし、脚立とかは勝手に置いて勝手に帰って行ってるよ」だそうで。丁寧に応対した私がバカみたいじゃん……。
今日は本当に落ち着かなかった。