こころの元気+ 2022年12月号

これも昨年のうちに書いておくべきだったが、ずれ込んでしまった。

12月号の特集は「涙が止まらない」なんだけど、30歳過ぎで再発して以来、そういう状態になったことが無いので、感想が難しい。
唯一言えるのは、地元の絵画展に初めて応募して、受賞の電話を受けた時くらい。この時は声も体も震えてしまって。あぁ、確かにあの時のことを思い出すと、今でも泣きそうになるな。ほんと1時間以上、涙が次から次へとあふれ出て止まらなかった。

それ以外では夜寝る際、特に嫌なことを思い出したとかまったく無いのに、何故か涙がポロポロと零れることが時々ある。
これは1分も経たずに止まるので、あまり気にしたことはないが、どういう現象なのかは気になる。

「身体・脳・こころを整える」は、心臓病がテーマだった。
心疾患、循環器系の疾病はガンよりも怖いイメージがある。痛そうというか。ガンは早期発見で治る見込みが高いけど、心疾患は発症したら一発アウトなこともありえるから、怖さが倍増する。
心疾患の原因には肥満もあるそうなので、肥満にならないよう心掛けているし、実際さきほどの記事でも書いたように、減量に取り組んでいる。欲を言えば、もう少し日中意識して外に出る、2000歩くらいで良いので歩く、などすれば良いのだけど、なかなか難しい。

「じょうずにかわす怒りの気持ち」は、「これ弟のことじゃん……」と一瞬で思ってしまった。パワハラみたいな。
弟は子供のころから「お前は口から産まれた」と言われるほど口達者で、屁理屈こねたり揚げ足を取ったりして、家族を困らせてきた。そしてこれが親父にソックリというね……。
相手を自分の思い通りにさせたい、言うことを聞かせたい、といったときに、まさにこの誌面で書かれているような「コミュニケーション拒否による怒りの利用の段階」を踏みながら、相手を追い詰めていくので、本当に怖いし、不快な気持ちになる。

義妹は弟のそういった本性をほとんど知らずに結婚してしまったようだ。昔は言い争いの喧嘩もよくやったそうだけど、今は弟が攻撃しそうになったら、義妹はすぐに黙ってやりすごしている。本当にかわいそう。
義妹は結婚したことをすごく後悔しているだろうし、多分子供たちが独立したら離婚すると思う。誌面でも熟年離婚のことが書いてあったが、怒りで周囲をコントロールしようとする人からは、人が離れていくと思う。

「娘が突然キレる」は、私のことが書かれているのかと思った。最近は大声を出して怒ったりはしなくなったが、それでもイライラして母にキツくあたることもある。
どうして大声を出さなくなったか、というと、単純に、母に期待しなくなったから。「あぁもうこの人はお年寄りなんだ。若い頃の母じゃないんだ。おばあちゃんなんだ」こういう感じ。
母だと思うと、なんでもかんでも世話してくれる便利な人扱いになるけど、おばあちゃんだと、逆に世話してあげないといけない要介護の人扱いになる。「これができなくても、まぁ年寄りだから仕方がないね」でおおかたのことは諦められるようになった。
質問コーナーに出てきた方も、娘さんは40代ということで、私と同世代か少し若い。もう少し経てば、自然と自分の親がもう「お年寄り」になったことに気が付くと思う。

「私の働く生活ストーリー!」では、クローズで15年も勤続していることはすごいなと思った。オープンでもなかなかできないと思う。よほど投稿者の性に合っていたのだろう。
健常者あるいは偉い立場にいる人は、働くことについて「贅沢言うな、仕事があるだけありがたいと思え。なんでも好き嫌い言わずやってみろ」みたいなことを言うことが多いけど、うちら精神障害者は、向いていない仕事に就いたら病気が悪化するし、健常者以上に続かない。
やっぱり「自分に合ってる」と思うところと出会うまで、いろいろ模索したほうが良いと思う。

12月号はこんな感じかな。ちょっと感想が多すぎた。