作業興奮のお蔭

最近「刺激のある生活と無い生活、どっちが良いのだろう?」と考えている。
急性期の頃は、確実に「刺激の無い生活」が良いんだろうけど、安定してきたら「刺激のある生活」のほうが良いんじゃないかと思うんだよなぁ。

刺激のある生活というのは、何も朝までどんちゃん騒ぎしろとか、恋多き女になれとか、そういうんじゃなくて、趣味をやったり、仕事をやったり、他者と関わるようなことをやったり、活動的になれ、ということだ。
老人が1日何もせず誰とも話さずボーッとしているとボケる、という話は、誰しも聞いたことがあると思う。実際問題、近所の老人や身内の親戚で元気な人は、皆さん社交的で、趣味も多く、毎日忙しく過ごしている。

統合失調症患者も同じことが言えるんじゃないかな?
「陰性症状が出ているからやる気が無い」って、そういう面もあるかもしれないけど、私はそこらへん「卵が先か鶏が先か」だと思っていて、まず無理にでも一歩踏み出さないことには、やる気は出てこないと思う。

というのを、医療用語?で「作業興奮」というそうだ。ちゃんと現象として定義があるらしい。知らんかった。
作業興奮とは何か?作業興奮に関する誤解ややる気を出すポイントを解説』は子供の受験塾のサイトだけど、かなり詳しく書かれていて、大人にも当てはめることができると思うので、気になる方は是非。

私にとっての作業興奮の素は、絵画教室だと思う。
絵画教室は今のメンクリにかかるようになって数か月で通い始めた。きっかけは、母の「リハビリになるんじゃない?」という一言だった。そして実際、いいリハビリになっている。
月謝は少し高いけど、教えるのが上手い、精神疾患があっても差別しない、家から近い、少人数で教えてくれる(今はマンツーマン)、諸々の条件を考えたら、仕方が無いと思っている。

今は仕事も一山超えて落ち着いたので、月2回に戻したいな、と思っていたが、ヘルパーさんが入るので体力的にどうなるか分からなくて、まだ躊躇している段階だ。
あんまり毎日予定を入れると、また生活訓練の時みたいにパニックになって再発しかけるからな~。
どうなんだろう、今少し物足りない感じがしていて、夕食後にYouTubeを見まくり、ブログとかも見まくって、それでつい夜更かししてしまうんだけど、もう少し予定を入れたほうがいいのかな? すごく迷っている。