三菱重工の加湿器SHE35XD roomist 感想

三菱重工の加湿器SHE35XD roomistを使って約10日が経ったので、感想を書いてみる。

結論。とてもいいです。
今まで使っていたア〇リスの激安スチーム式とはワケが違う。高いだけある。
まず、室温から割り出した最適な湿度に自動調整してくれる。加湿器に湿度計が付いていて表示もされるので、一応それも見ているけど、基本はPCデスク上にある室温・湿度計の付いた時計を見ている。それが、ア〇リスだと微調整ができないので、うっかりすると60%くらいになることがあったけど、roomistは行っても50%くらいに抑えられている。

最初は「それでは湿度が足りないのでは?」と思ったんだが、45%くらいでも肌がカサカサしないし、喉や目も乾燥した感じがしないので、これで十分なんだと思う。
ちなみに、加湿器を止めて30%台にしてしばらくすると、ドライアイの目が痛くなってくる。だから、加湿器の意味はあると思う。
ただ、立ち上がりが遅い。加湿を始めて最適湿度になるまでの時間が1時間くらいかかる。1日中つけている前提なのだろうか?

音は、そこはスチーム式なのでやっぱちょっとうるさいよね。「睡眠中に稼働した場合」とかネットで見かけたけど、私はちょっと無理かな。
スチームのゴーッという音と、蒸気が出る時のシャーッという音で、ダブルで来るので寝付けない。
ただ、気にならない人は、タイマー機能もあるし、水が無くなったら自動で電源が切れるので、そこらへんは安心だと思う。

機能的には、基本おまかせ運転一択。これが何も考えずに自動で最適設定にしてくれると思う。

アロマトレーも1回使ってみたが、ア〇リスよりも香りが良く飛ぶので驚いた。オイルを入れる窪みが2個あって、別の種類のオイルを入れてみたら、良い感じにブレンドされて超癒された。
ただ、掃除が面倒なのと、電源を入れてしまってからでは熱くてセッティングできないので、そこは普通のアロマポットでいいかな、と思ってしまったり。

肝心のお手入れについてだが。ネット情報では「面倒くさい」と書かれていたが、全然そんなこと無かった。ア〇リスの激安スチーム式のほうがよっぽど面倒くさい。
今回、普通に使っていたらメンクリ通院日とかにお手入れアラームが鳴りそうな予感がしたので、事前に掃除することにした。
お手入れアラームというのは、加熱筒にスケールが付着して限界になったら、液晶に「CL」と表示される機能のことで、勝手に命名した。これが表示されると掃除するまで加熱できなくなる。
付着しても無理やり加熱できていたア〇リスが楽だと言ったら、そりゃ確かに楽なんだけど、それで故障したら意味無いよね、って話なので、どこまで楽を取るかの話になってくると思う。

さて。加熱筒が金属剥き出しのア〇リスと違い、roomistはフッ素加工されているので、濡れた布でサッと拭うだけでスケールが取れてしまった。ビックリ。今まで歯ブラシでゴシゴシこすっていたのは何だったのか。
更に、roomistは蒸発布という多分三菱独自のパーツがあるんだけど、これの掃除をしなければならないのが、ちょっと不安だった。
しかし、いざ本体から外してみると、変色しているのは取説にもあった通りで特に問題は無く、付着したスケールもほとんど無くて、軽くもみ洗いしただけで終わりだった。
これがもう本当に正味5分くらい。取説を見ながらだったから、トータルでは15分くらいかかっているけど、慣れたらすぐ終わると思う。

多分、ちょっと高い部品であるイオンフィルターっていうのが、いい仕事をしているんだと思う。これを付けているとスケールがほとんど出ないらしい。
加湿器本体の使用頻度としては、朝8時頃にタンクをセットして、仕事後の17時半前には水が切れる感じ。夜も加湿したいので、改めて水を入れ直してセットし、22時くらいに電源を切る、みたいな使い方をしている。
ア〇リスの時も同じような頻度だったけど、2週間でスケールがかなりガチガチに発生していたから、roomistのほうは全然発生しないな、という印象だった。

加湿器本体のケースの素材もよくできていて、吹出口周辺に飛び散っていたスケールのような固い粒状の汚れが、濡れた布で簡単に落とせたのも良かった。

ただ、別売り品がやたら多いので、ランニングコストはかかると思う。百均で売ってるクエン酸と、使い古しの歯ブラシだけで掃除ができていたア〇リスと比べると、カネかかるなぁという印象。
昨日、蒸発布を洗ったけど、あのスケールの付き具合からしたら、まだあと1~2週間は掃除しなくても良かったんじゃないかと思ったので、お手入れについては今後引き続き様子を見ていきたい。