マルハラに注意しよう

少し前になるが、夕方のテレビのニュースで、マルハラなる言葉が紹介されていた。LINE等のチャットで、句点「。」を語尾につけると威圧感を与えてしまうことを意味する、とのことだ。

2ちゃんねるを使っていた人なら分かると思うが、2chは句読点を付けないのがマナーだった。理由は知らない。そういう文化、としか言いようが無い。
だから、私なんかはメル友募集とかの文章で句読点が無いと、アングラの住民なのかとか、常識が無いのかとか、そういうことを感じてしまっていた。

ところが、Twitterが流行り始めて、句読点を付けない人が一般にも爆発的に増えた気がする。要は文字数の問題だ。140字に収めるのに句読点が邪魔なのだ。
それで、私もTwitterでは句読点をあまり付けなくなったが、メールはもちろんブログなどでは普通に句読点を使いまくっていた。

更に時代は流れて半年前。会社の業務連絡ツールで句読点を付けない人のほうが圧倒的多数という事実に、入社直後に気が付かされ、とてつもない衝撃を受けた。「かしこまりました」みたいに句点を付けない。言いっぱなし。嘘だろう……。
観察していると、若い世代(アラサーくらい)はほぼ確実に付けてなくて、アラフォー以上だと徐々に付ける人が増える感じがする。年齢知らないから想像だけど。

いやぁ面白いよね。文化ってこういう所に現れるんだね。仕事していて良かったな、と思うのは、異文化交流というか、自分には無い考え方や価値観に触れる機会を得られるところ。子供がいないから、若者文化とか触れる機会が無いもんね。
そして、テレビで紹介されていたことが、自分の目の前でも起きていて、自分もそれを取り入れつつあるのが、楽しいなと思った。そう、私もツールに投稿する時、句点をあえて付けないことを意識的に増やした。
あと、お辞儀と敬礼のアイコンは結構使ってる。これも、若い人は使い方が上手いな、と思う。アイコンを文脈にうまく乗せて、ニュアンスをうまく出していると思う。