絵画教室 トレース1-02

2週間ぶりの絵画教室だった。このところ夜寝るのが遅く、朝も8時9時まで寝ているから、7時半なんかに起きれるかどうか不安だったが、なんとか起きて先生宅へ行った。

いつものおじいちゃん生徒さんがいなくて、「あれ?」と思ったけど、先生が何も言わないので、こちらも詮索することなく、すぐに制作作業に入った。
作業内容としては、前回の続き。下絵をトレーシングペーパーの上からなぞる作業。先生に「このギザギザした所を、最初、面倒くさいからまっすぐに書いていたんですが、お手本の人の作品を見たら、きっちりギザギザしていたので、これはマズイ!と思って、描きなおしました(汗」と言ったら、「アハハ! よく気付いたね。そういう細かいところが大事なの」と言われた。ホッとした。

まぁこのなぞる作業はとても細かいんだけど、細かい作業が得意で好きな私にとっては、もう本当に至福の時間でした。没頭。でも、家だとここまで没頭できないんだよね。なんでだろ? テレビやPCやスマホなど、誘惑が多いからかな……。そこらへんのことは、先生も言ってた気がする。
この作業が終わるまでが、40分か45分か、それくらい。もう少し早く終わると思っていたけど、意外にかかった。

そこで先生に「終わりましたー」と声を掛けたら、「次の段階は結構時間がかかるので、もう少ししか時間が無いから、下準備だけしよう」ということで、トレーシングペーパーの上からなぞった、その裏面に、5Bというかなり濃い柔らかい鉛筆で、自作のカーボン用紙を作る作業をした。5Bなんて初めて使うよ!
鉛筆を寝かせて、芯の腹でシャカシャカ塗りつぶしていくのも、また楽しい。いや~なんかこうして絵を描くことを楽しめるようになったことが、純粋に嬉しい。休みをもらう数か月前からは、本当に苦しかった。こんな楽しい作業が苦しくなるなんて、よっぽど精神的に追い詰められていたんだろうな……。そんなになるまで我慢したらダメなんだ、と今だから思う。

そんな感じで、自作カーボン用紙の制作はすぐ終わり、来月の予定を相談した。
先生が「来月もまだ1時間にしたほうがいい?」と聞いてきたので、私もそこらへんはかなり悩んだんだけど、また無理してガクッと来ても嫌なので、「はい、1時間にします」と返した。楽しいから、没頭して時間を忘れるから、で安易に時間を延ばすと、気が付かないうちに無理が溜まっていくみたいなので。そこらへん、自分でもあんまり気づいてなかった。