贈与税の申告2

朝食後、贈与税関係の調査を始めた。まず、税理士事務所探しから。
探してみて分かったが、贈与税関係のことに対応している税理士事務所が意外と少ない。頼まれればやらなくはないんだろうけど、多分儲からないんだと思う。ほとんどは企業対応の税理士事務所で、「顧問契約を結んでいただきます」等々の文句が踊っていた。私が求める税理士とは程遠い。
しかも、贈与・相続関係に強い税理士でも、超セレブを相手にしているケースが多く、料金表で「相続額3億円以上」とか書いてる事務所を見たときは、驚きすぎて笑ってしまった。なんか、やっぱりこれ税理士案件じゃないのかね? とりあえず、めぼしいところにお問い合わせをしておいたが。

それが終わってからは、贈与税申告に必要だと思われる書類をコピーした。私が「登記簿とか権利書とか持ち歩くのが怖い」と母に言ったら、親父経由で「コピーしろ」と助言が来た。なるほど。
というわけで、せっせとコピーした。やっぱりこういう時、自宅に複合機があると便利だよねぇ。買ったときは「今どきコンビニでも印刷できるし」と少し後悔していたけど、コンビニのコピー機で万が一原稿取り忘れなんかしたら、シャレにならないからね。

昼食を食べて、朝問い合わせた税理士事務所からの返信を見てみたが、まだ来ていなかった。遅いな。
もしかして放置されているのかも? 個人案件は請け負わないのか? 不安になって、もう1か所別の事務所に問い合わせのメールを送ってみた。

2か所目の事務所は夕方メールが返ってきて、「3月は確定申告の対応でいっぱい」と書かれていた。まぁそうだろうなぁ。それでも、話だけは聞いてくれるみたいなので、とりあえず希望を送っておいた。

1か所目の事務所は、夕食後スマホ宛に直接電話がかかってきた。そして、猛烈な早口で税務署とほぼ同じようなことを言われた。ただ、具体的な数字を教えてもらったのはとても助かった。
こちらは「すぐ終わるだろう、相談日の予約を聞くためにかけてきたのだろう」と思っていたのだが、何も聞いてこずにしばらく話し続けているので、途中で「これお金払ってご相談する案件じゃないですか?」と聞いた。
すると「いいのいいの。まぁ話を聞いて」と、世間話をするようなノリで話してくるので、結局話を聞いてしまった。

気が付いたらいつの間にか先方が話をまとめ始めたので、慌てて「相見積もりを取っていて、別の事務所では3月中は無理で困っている」的な話をしたら、「うちも同じようなもんなんだよね」と言われてしまった。なんか、調整すらしてもらえなさそうな雰囲気でガッカリした。
でも、「分からないことがあったら、いつでも連絡ください」と言われたので、無料電話相談でもしてくれるのかね? 相談だけでは困るんだが……。

それはともかく、父母の総資産+不動産の評価額が〇円以下だと相続時精算課税のほうがお得、ということはハッキリ分かった。それで、電話を切ってから母経由で父母の総資産額を聞いてみたら、〇円以下だったので、このまま相続時精算課税を利用して申告することにした。

まぁあとは2か所目の事務所がどう出るかだよなぁ。毎日は事務所に行けない等、精神障害者としての都合があるので、カミングアウトしてしまったが、これで連絡が来なかったら悲しい。