就労移行支援事業所Aの見学

昨日、生活訓練系列の就労移行支援事業所Aの見学へ行ってきた。駅から徒歩15分もかからず、立地はかなり良い。

まずは面談室に通され、口頭での説明を受けた。まぁまぁよくありそうな事業所だな、という印象。
ただ、訓練内容があまりにも簡単そうで、私にとっては魅力が無い。この内容なら、今通っている所のB型作業所のほうがよほどしっかりした「お仕事」をしているように感じた。
案内係が何度か「週5日、いらしていただいて~」みたいなことを言っていたので、最後に「なにかご質問などありますか?」と聞かれたから、恐る恐る「週5日でないとダメですか?」と聞いてみた。
すると「そうですね、週5日、いらしていただくことになっています」と断言した。

ここで「無理だったら週3日から始めて徐々に5日へ増やすとかもできます」みたいなことを言ってくれたら、候補に入れるところだけど、最初からもう「絶対休ませない」みたいな態度なので、この時点で「あぁ無いわぁ~」と思ってしまった。

案内係の言いたいことは分かる。仕事となったら週5日働かないと、いくら障害者でも仕事する人としてカウントされているわけだから、受け持ちの仕事もあるだろうし、それが捌けないと雇用主も困るだろう。
でも、毎日通える元気があるなら、そもそも障害者枠で雇用されようなんて思わないのよ。なにがしかの配慮が欲しいから、障害者枠を使いたいわけで。

でも、その場で断るのも悪いと思い、案内係の言うまま事務所内を見学した。
内容は、今生活訓練でやっている作業訓練のようなものがメインらしく、封入作業や伝票整理の練習などをやっていた。
データ入力の訓練もあるが、何故か生活訓練・B型作業所でやっているデータ入力より簡単な仕事をやっていて、案内係曰く「生活訓練でされている入力より簡単だから安心ですよ」とのこと。なんか、すごい舐められてる……。障害者=何もできない、とでも思っているんだろうか?

事務所内を少し回っていて気が付いたんだが、こう言っちゃなんだが、今のB型作業所より障害の程度が重い人が多い気がする。
殆どの人が作業自体には真面目に取り組んでいるけど、作業中の利用者の1人に、案内係が訓練アイテムを取って「これ説明のために貸してくださいね」と声をかけたら、「うがー!」と言って訓練アイテムを奪い返していた……。これ相当重くない?
こんな重い人でも障害者雇用されるの? 無理じゃね? 雇用主もキッツイよね。

その他、「私〇月に利用期間が切れるんだけど~」ってのんきに言ってる人もいて、「就職率良いんじゃないのかよ」と思ってしまったり。
なんていうか、以前ここの所長が「早い人は数か月で就職していきますよ」と言っていた意味ってこれかな?と思った。要は、昨日見てきた人たちは、早く就職できなくて残っている人……。

訓練内容が高度で、習得するのに時間がかかるのなら、残っていることにも理解できるが、こんな簡単な作業を2年も続けてどこにも就職できないのは、さすがに障害者のほうに問題があるとしか思えない。

ここは自分のなかでは「無い」判定ですね。